酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

成吉思汗で美酒一献

2017-04-30 | 酒風景
ジンギスカンでも突っつきながら呑もうではないかと、友人Tを誘う。


さっと炒めた野菜類を肉で覆い蒸し焼き状態にする。

なんとなく肉の色が変わってきたあたり(野菜が煮え始めた合図)で、がばりと一気にかき混ぜて焼き上げる。それが我が家の流儀。
量が少なければフライパンでやるのもオツだ。




Tの手土産はこれ。


清泉 純米吟醸。
「夏子の酒」で有名になったとかなんとか、生憎ながら知らないのだが(笑)、この酒は実に旨い。
爽やかな旨みが濃醇。口に残った肉の風味をさっと洗い流してくれる洗浄効果が新たな食欲を誘うという、食中酒として素晴らしい呑み応えなのだった。
おかげで二人で1升があっという間(笑)。つまり呑み飽きしないという、とても良い性格を持った酒なのだった。

実はちょっと実験。ジンギスカンに酒は対抗できるかというミッションを秘めていたのであるが、清泉、見事にクリア!である。

ひとしきり食べた後は、落語の番組(撮り置き)などを観ながらのんびりと。休日昼酒、ああ極楽。

イタリアンやら沖縄やらのハシゴ酒。

2017-04-28 | 旨かった話
こんなタイトルしか思いつかない(^^;)

某組合の役員会の、終了後のお疲れさん呑み会にお呼ばれ。
宴席は、創業記念日かなんかで劇混みのダイニングバーVita Dolce 。


ひたすら呑みやすいハウスワインをぐいぐいと(笑)。


好物のガーリックトーストを何度もお代わりして、さらにぐいぐい。


野菜のグリルとか・・・


旭川名物「新子焼き」とか・・・

いろいろ食べて、めでたくお開きとなったのに、
まだ帰りたくない数名が寄り添って2軒目。

男の手料理・中ちゃんという、実はちょっと気になってた店へ。


嬉しや。ゴーヤーチャンプルーがあるなんて。
固い島豆腐を使用する本場のそれに対し、中ちゃんはぷるんぷるんの柔らかな豆腐を多めに使ってる。オリジナリティーある一品、これはこれで美味しいのだった。


自分は酒。皆さんはと見れば(奥の方)、ゴーヤーに触発されて泡盛なんぞ呑んでる(笑)
そうか、泡盛があったならその手もあったね。


サービスですと手作りの福神漬け。ちょろぎも入ってて、とても美味しい。


深夜のチャーハン。

で、皆さん、帰らなきゃとか言いながら・・・


あと少しだけ、と我がいつものバーにお連れする。

お開きは3時をとっくに回ってる。
いやはやなんとも、振り返ってみれば内容の濃いハシゴだな(笑)

飽きないマンネリ。

2017-04-27 | 旨かった話
深く考えたことはないが、よほど居心地がいいんだろうな。

今週二回目の場末の店。


突き出しは色見に乏しい(女将がそう言ってる・笑)が、いいちこのお湯割りには相性が滅法良い。
いつもだいたい似たようなものだが、飽きないんだな。やはり、素朴なものってそういうものだと思う。
ちなみに向こうの小鉢はすり身とキノコの雑煮。これがなかなかイケる。

で、こちらはオーダー品。


たしか先週も食べたラム肉炒め。
ボリュームたっぷりだが、あっさりとした味付けなのでペロリとイケる。

悪くないんだな、このマンネリが。
何より近所ってのが落とし穴(笑)。おかげでいつもの女将の店にご無沙汰だ。

熟成中ブルーチーズで美酒一献

2017-04-26 | 酒風景
3月に買った、冨田ファーム(興部町)のブルーチーズ。


一度味見をしてから、アルミホイルで包み冷蔵庫で1カ月以上が経過。賞味期限は越えている(まあ、賞味期限というのは、あくまでも美味しいとされる目安だから熟成すべき品においては気にしてないけど)。

決して忘れてた訳じゃない。自己流で(といっても単なる放ったらかし?)熟成させたって訳。
というのを何気に思い立ち、昨日、切ってみた。GW明けまで置いておこうと思っていたが気になって仕方ない。
銀ガミの、あ、アルミホイルね。どうもギンガミって言っちゃうんだな。
ギンガミで包んでもどうしても空気に触れる部分が出来るのか、そのあたりに胞子みたいのが付いていたが、そんなものは、さっとそぎ落として・・・・
そのまま食べてもいいという説もあるが、なにぶんチーズの知識は分野外、もっとよく話を聞いておけばよかったな。


とりあえず、こんな感じで。

そうそう、酒を準備せねば。日本酒とチーズは相性が良いといっても、濃厚なものなら酒は選ぶべし。濃醇な純米か生酛造りの出番だ。ヘタなものを合わせるとその相性の悪さ(双方の味の不味さ)に「やっぱ日本酒はダメだなぁ」か「なんだこのチーズは」という悲しい結果になる。
ほら、ワインだってそうでしょ。チーズに対しては何でも良いという話はないはず。

酒はとっておきのを御開帳。まさにこのために取っておいたもの。


Any.(宏和日立酒造/茨城)。生酛純米吟醸。
実は、かなりレアな1本である。これを知ってたらかなりの事情通。恥かしながら自分も初めてお目にかかる。
まず、ちょっと冷え冷えな状態でひと口。かちっと、というかがっちりした飲み口。あるはずの生酛ならではの複雑味は随分とまとまって深いコクを演出している。ほんと、かっちりした酒だな。旨いことは旨いけど、生酛造りの酒は肴と相対してナンボ。

で、チーズをひと口。

あ、3月に食べた時のような発酵臭的なもの(いやホント申し訳ない。分野が違うもんで専門用語に乏しい)、よくあるかび臭い感じが緩和されてる感じがする。
口融けに合わせて含み香がふわふわ膨らむ。これは美味しい!6Pチーズしかチーズじゃないと思っていた人間に大化の改新(笑)
つい最近食べたゴーダチーズもそうだったが、この手のチーズは病みつき!と多くの人が言うのも頷ける、なんて言ったら初心者のクセにと笑われそうだが、旨いものは旨い。
そんなもんじゃないぞ、旨いのは他にも色々あるぞ、なんて言うならここに持って来いってんだ(笑)

で、そこに再び酒ひと口。

風味が透明感が!と思った瞬間、かっちりとまとまって感じていた旨みや酸味などが、それぞれに主張を始めチーズに寄り添うのが分かる。なんと良い酒。さすが生酛と、そのポテンシャルの高さに感動したのだった。

ともかく、チーズも良し酒も良し、相性また良し!
オチ、まとめすぎ(笑)

ちなみにチーズはまだ残してあり後日また楽しむ予定。
蜂蜜なんかも試してみたいとも思う(高いんだよなぁ)。


=おまけ=

前掲のAny.であるが、無色透明ボトルほど撮りにくいものはない。
デザイナーさんによる素敵なラベルを見て頂きたくて、こんなワンショットを撮っておいた。


酒はいつどこでも誰とでも旨くあるべし的なメッセージ。いいね。

気軽に、チーズ&ワイン

2017-04-25 | 酒風景
ふとワインが呑みたくなる。

だよな。酒は「ふと」呑みたくなるのがいい。毎日呑むにしても惰性はいけない。


手頃なすっきり系な白をと思っていたところに


実に的確なるチョイス。まあ、誰が呑んでも無難、的なものでもあるが(笑)

ツマミはおまかせにしないで、あえてチーズを。
近頃、チーズが美味しくて。酒との相性をあれこれ試してみるのが楽しい。



ということで、2杯目はチーズが残っているうちに赤へとチェンジ。


おや、めずらしいね。ブルゴーニュを持ってくるとは。

今日のチーズに特に合うから、という理由もないと思うが、もともとブルゴーニュ贔屓。
なんとも楽しいブルゴーニュな日なのだった。

そうそう、チーズの方は、ゴルゴンゾーラが実に良かった。
昔はそんなもの、金出してまで口にしなかったけどね。
いったい自分の嗜好に何が起きたのだ(笑)