酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

秋はきのこ

2012-10-31 | 旨かった話
秋はキノコが旨い。

といっても買ったのは菌床キノコ。人工栽培である。
が、人工だろうと秋になるとキノコは美味しくなるDNAを持っているとか。そんな都市伝説(いや、キノコだから山伝説?)があるとかないとか。もっというなら、秋は山菜が旨いと信じ込んでいるヒトの脳と胃袋がそう言っているだけかも。

とにもかくにも、栽培家が生産するキノコは品質が良く美味しいのは確か(天然と比べるとどうのこうのと、この場では発言を禁じます)。

大鍋にシイタケ、エノキ、ナメコ、シメジ、マイタケをどさっと入れ、醤油のダシで煮る。これを保存用とし、食べる分だけ取り出し、その都度調理するというのが自分流キノコの楽しみ方。

昨日は小鍋立て。


ぐつぐつ煮えたところに大根おろしをたっぷりと。
大根おろしは多すぎるくらいが良い。キノコがいいダシを出したところに、どろりとなったオツユが旨いのなんの。

ストックしたキノコは、麺類の具にしたり和え物を拵えたりと、数日、しかも一日毎食でもべられる。飽きないのがキノコの良いところ。

秋が来ても飽きが来ないとは、これいかに。

文字にしちまうと洒落もいまいちピンとこないねえ

巾着たまご

2012-10-30 | こしらえた話。
略して書くと管理者様からボツをくらうので、正確に。
いつもは、愛情を込めて略称で呼んでいるが。

無性にそれが食べたくて、仕込んだのは一昨日、そして味が浸みた昨夜は肴に。


巾着には卵と、鶏のすり身を。

出来はまあまあ。旨かった。
とにかくは食べたいものを食べたので満足。

それにしても、何で巾着だ。

今、実は忙しい。ある書き物をしていて(もう締切間際)、時間があればとにかくペンを持たなくてはならない。
はずなのに、ネタがすいすいと出ないせいか、関係ないことについ没頭してしまう。こりゃ一種の逃避だな。

本来やらねばならないことがあるのに、部屋の掃除、しかも普段はやらない例えば食器棚のガラスを磨いてみたりとか、今般の一件に限らず、普段からそういうことの多い自分である。

もっと自分を追い込んでハングリーになるべきだが、それが出来る出来ないが一流とそうでない者の違いだ。

テンションが上がると食欲も上昇。せめてこのクセを抑えたい。

麺事情 10/28

2012-10-29 | 麺好き
いま、タイトルに日付を入れ、いよいよ秋も大詰めであることを感じる。
何十年か生きていると、このあたりで雪に見舞われているとこも珍しくないが、今は街路樹の紅葉、黄葉がピークだ。

さて、いつものラーメンも寒い時期はある一定の特徴が見られる。
食べたくなるのは「あたたまる系」だ。

昨日は辛味噌ラーメン。


by 加藤屋(北門)


寒くなると、たまに辛いラーメンが食べたくなる。ただし激辛は体に変調を来すのであまり好まない。ほどほどで良い。
加藤屋では初めての味噌ラーメン。ここの辛い麺は醤油、塩でも食べられるのだが、味噌を選んでしまうのは多分クセ。たまに醤油が辛いとどうなるか、食べてみればよかった。

・ ・ ・ ・ ・


その前日、だったかな。


by みづの


ここではもちろん、生姜ラーメン。

ここで一句。

寒い日は 生姜ラーメン 美味しいな

子どもレベルの句も、この時期はとにかくこんな気分になるのは、ここの生姜ラーメンが旨いとしっかり刷り込まれているからだ(夏でも美味しいが)。
ここではつい完ツユしてしまう。どうせなら、最後はレンゲを持たずドンブリをあおっていただくのが作法だろう。汁物は最後のひとくちが旨い。

・ ・ ・ ・ ・


たしか先週の中ほどだったか、これは寒さには関係ない。


by 花むら


いつぞや友人デザイナーTと昼呑みをした街の食堂のラーメン。厨房はラーメンを出すような店の雰囲気ではないのだが、見ていると小さな鍋でことこと。家庭で作るラーメンのようだ。

味も、きわめて家庭的。チャーシューは乗っていなく、肉はスープを作るときに一緒に似た物っぽい感じ。うちのおふくろもこんな風にしていたことを思い出す。
旨いかどうかは別として、あの雑居ビル、座った横ではオッチャンが昼から焼酎を呑んでいる、そんなラーメンも一興だ。

さすがに先週はラーメン率が高かった。ラーメン3:そば2という成績。(なんの成績だ)

予期せぬ夕食

2012-10-27 | 酒風景
昨夜、とある集まりに参加。終了後はご飯でも食べましょうということになり数人で居酒屋に。
店は「川わき」。同日の昼、予期せぬトンカツを食べたばかりなのに、まさに、予期せぬ川わきとなった。

だが、楽しかった。というのも、いつもと違う顔ぶれなので、普段自分が食べない料理がテーブルに並ぶ。いつもの川わきにいながら、いつもとは違う川わきを味わえたのだった。
器用なマスターによって、メニューはすごく豊富なのに、考えたらいつも同じようなものばかり食べている自分なのである。


やはりぴか一はこれかな。旨い、落葉キノコ。辛い大根と出合い、さらに美味。

ただひとつ、まあ食べてみなよと自分が勧めたのはコレ。


三升漬けチャーハン。

その日、皆が食べたものはどれも美味しく、満足していただいたご様子。お連れした甲斐があるというものだ。


それにしてもだ。昼夜を川わきで食べたわけだから、今日の我が肉体は川わきで出来ているといっても過言ではない。