酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

お気に入りトッピング

2011-06-30 | こしらえた話。
近頃お気に入り。
けっこうツボな冷奴トッピングはこんな感じ。



ご飯にも間違いなく美味しいと思うが、夏は奴で。

福神漬けを刻んだものに、食べラー(ニンニクチップが入ったもの)を加える。互いが互いに味を引き立てて、なかなかイケるのである。

そもそも、この福神漬けは、増毛町は農家の女将さんグループによるもの。これ自体が黙っていてもとても美味しいというシロモノ。

お酒にも合う、これ当然。

おかげで晩酌も、いきなり勢いがついてしまうのだった。
例えるならスタートは短距離走のように。そしてその後は1万メートル走のような感じで継続し、オチが見えたらすっと終わりにする。

ついでに言うなら、フルマラソン的呑み方は、そうだな、休日に明るい時間からのんびりゆっくり呑ろうぜ、というような感じか。

いずれにしても、晩酌タイムにはペース配分が肝心。それを外すと、ゴールの見えない迷走状態。呑んだのか呑んでないのか、その時間に価値はあまり見出せないものである。

福神漬けから、なぜか晩酌哲学。

残した?残った?唐揚。

2011-06-29 | こしらえた話。
前記事の懇親会で唐揚げが残ってしまった。

地域の食を応援するという名目のヒト達の集まりだもの、残すというのは許された行為ではない。

ので、持ち帰り。誰かが大きく声をかければ、じゃあ私もと皆持ち帰ろうとするものだ。

(ホテルなどでは食中毒を懸念して、持ち帰りを禁じているところもあるし、持ち帰るためにムダに容器が使用されるので、やはり残さず食べましょう)

翌日。

冷蔵庫にはちょうど美味しいピクルスがあるので・・・



ピクルスは増毛町の野菜ソムリエ・田中青果さんのもの。
キュウリとセロリを細かく刻んでマヨと和える。
即席タルタルの出来上がり。



これが鶏唐揚げによく合うのだ。
唐揚げにマヨとは、ダイエッターには強敵だが、この程度ならマヨの量は知れているし、ピクルスを食べるので酢を摂れるという効果あり(また言い訳)。

ところで

残った唐揚げを持ち帰る度、思い出すのはあの心美しい女性のことだ。

実際見た目も美しい、長い黒髪の清楚なお嬢さんであったが、数年前、ある中国料理の店での話(これまでにも何かにつけ書いてきた話でもあるが)。

自分らの横席にその女性と母親。お給料が出たか何かの機会で母と娘で食事会。けっこうな品数を注文していた(かわいいので気になっていたというのが実のところ)。

箸が止まった頃、お嬢さんが店員に言う。

美人「お料理を残してしまったので、持ち帰ってもいいですか」

店員「では入れ物をあげますね」

美人「すいません。お腹がいっぱいになってしまって」

キレイで的確な日本語に感心したのだった。

料理が「残った」と「残した」では意味が違う。

前者は意に反して出てきた料理の量が多すぎた場合や、はっきりいって美味しくなくて食べられたかった時の言葉。後者は頼みすぎてしまった場合や、自分の食欲の許容範囲をコントロールできなかったことへの「自分の責任」を意味している。

このお嬢さんは残したことで店に対して謝罪し、食べ残しをした自分を恥じているのだなということが伝わった。
決して美人だからとほめているわけではない。

なので、先日の食べ残しも、「残った」ではなく、話などに夢中になるうちお開きの時間が来て「残した」というのが正解と思う。

とにかくは、いつでもどこでも残さないように気をつけたいものである。

Oh!!ピンチョス

2011-06-28 | 酒風景
ピンチョとは日本でいうところの楊枝とか串を意味するらしく、たしかスペイン語。
そうしたもので刺したおつまみのことである。
それの複数形でピンチョス。

旭川においてピンチョで町おこしをやろうではないかと、昨夜会合があり出席。
主な内容は、お店に地場産品を使ったピンチョを考案してもらい、一定期間キャンペーンとして飲食シーンを活性化させようというものだ。

会合のあとの懇親会では近所の居酒屋より料理をデリバリー。
試しにということで、例の串に刺したものをお願いしたのだが、さすがプロが考えると面白いものが出てくる。



まず意表を突いたのが細巻き。海苔巻きを串で食べるとは、なんと面白い。しかも画像のそれ、わさび巻き。辛い辛いと会場が一気に盛り上がった。自分的にはかなりツボ。


画像向こう側にあるのは地元で美味しいとされる卵による卵焼き串。その他は地元の肉や野菜を使ったもの。今回の企画でいうところの、いわゆるピンチョの良い見本となる。
実際どれも美味しかった。ちなみに丸いのはライスコロッケであった。



お祭りの露店で出てきそうだが、こんなのを食べながら歩くのも楽しいかも。

とまあ、美味しく楽しい試食会のような宴会であった。

キャンペーンは夏の終わり頃、すなわち美味しい食材が出回る頃を予定しているのだが、いかなるピンチョに出合うか、とても楽しみなのだった。
(まだ実現に向けての苦労が始まってないので、のんきモード)


おまけ。

食いしん坊集団の会合らしく、呑み足りない、食べたりない有志数人で、先日オープンしたばかりのビストロへ。



このベビーリーフのパスタを作ったのはイケメンにして野菜ソムリエのシェフ。

旭川は不景気だといわれ街も停滞気味だが、こんな新しい血が通ってる、まだまだ未来はある。

海の楽しみを持ち帰る。

2011-06-27 | こしらえた話。
昨日、潮風に身を癒した後、小平の産直スポットへ。

買ってきたのはホタテ。

まずは刺身にて



自分的には剥いた翌日のが旨いと思っているが、そんな悠長なことが言ってられるのはこうして獲りたてが食べられるから。
これはこれで、今この時だけの美味。旨さはこの上ない。

お次はバターで





大振りのホタテはこうして食う方が断然旨い。

なんて涼しい言葉で書いているが、その実態は、美味しくて美味しくて唸り声を上げていたのだった。

ホッケのすり身も買ってきた。

こっちは汁にする。



ここは無添加だから良いとか、そんなレベルの話ではない。浜のオバチャンが拵えたすり身。それを持ち帰って味わえるのは、なんと愉快なこと。ただただ旨い。

今朝も刺身とすり身汁で、浜の食堂のような楽しさなのだった。


ちなみに、いつもネコがいっぱいのその地帯。昨日はなぜか会えなくて、あちこち探してやっと見つけた一匹。野良猫というか地域ネコである。



ここはそんな楽しみもある。

二日酔いの海。

2011-06-26 | 酒風景
昨日の酒が残っているようで、どこかで気を休めたくなった。

美瑛で白樺の新緑に包まれるか、海で潮風に吹かれるか、随分迷って結局海へ。



何故かしら川の水が海に流れ込む様に見入ってしまう。

夕べは友人デザイナーTとYちゃんと、清く正しく呑んだのだった。





居酒屋2軒目では、いいちこの、久々にフラスコを堪能。



酒には罪はない。

その後ワインまで呑んだ自分が悪うござんす。