前記事より続く手術後の話です。
帰宅してからは、努めて鉄分が補給できそうな食事をこしらえる。
いわゆる「鉄分生活」の毎日である。
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砂肝をスライスしてバター炒めに。鉄分というと断然レバー!! というイメージだが、砂肝の方が飽きずに食べられる。調理も簡単。
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加えて、もやしのナムルにはた〜っぷりのごま。これで亜鉛を摂る。
実は、手術直後、味覚がちょっとおかしくなりまして ^^;
如実にそれが分かったのは牛乳だ。
病院食では毎朝牛乳が1パックついてくるのだが、飲むと、あれ?牛乳の旨みとか甘味を感じない。まろやかな風味たっぷりだったはずの牛乳が、味気のない硬い風味と喉越しに。
例えるなら飲むと鉄の味。鉄を飲んだことはないけど(笑)そんな感じ。
気づけば、病院食は総じて味気ない感じ。
食材や調味の、旨みや甘味に対しての反応が希薄なようで、たとえば煮物や炒め物は出汁や調味料の旨みや甘味が飛ぶのでただ塩っぱい感じしかしない。
術後は、貧血(手術の出血が原因)、肝機能の悪化(手術時の諸々の薬が原因)が検査によって認められた。
これが起因していると言えなくもない。入院や治療のストレスも。
貧血や肝機能の不調は、薬が処方されたので、入院中に回復、すなわち味覚障害も緩和されるかも。
そう思っていたが、退院後も良くなった感じがしない。
という顛末を行きつけの小料理屋で話したところ、鉄分の多い食事はどうだろうと店主の提案もあり、前述のような献立になったという次第。
ほかに・・・
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貝類からも鉄分が摂れると、深川めし。
元来好物なので、率先してメニューにラインナップ(笑)。使うのは手軽な冷凍の剥き身ですがね。
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砂肝はヘビーローテーション。
食べきったら、またすぐに新しいのを拵える。毎日少量ずつツマミ的に食べる分には飽きるということがない。
という12月。
そして、明けて1月。毎朝牛乳を飲みながら、その味わいの感じ方をチェックしているが、有難いことに、だんだんと牛乳が美味しくなっているような気はしている。鉄分ばかりが功を奏したと思い込んではいないが、このまま復調してくれればと思う新年である。