酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

ろくでなしが、ろくでなし。

2016-02-29 | 酒風景
友人Tが酒を持ってやってきた。日曜昼から二人で呑み会。


昼から酒なんて「ろくでなし」だと言われそうだが、「ろくでなし」の使い方としてはちょっと違う。
しばしば、だらしのないヤツをさげすむときに使われているのを耳にするが、正しくは仕事が未熟な者のこと、給料や手間賃をもらうに値しない仕事ぶりのことをいうそうな。かつて、武士の給与は「禄(ろく)」と言い、当たり前の話だが能力の低い者は禄がもらえない。つまり「禄出ない」。それが「ろくでなし」となった。

昨日の二人は働いて俸禄を得ているのでろくでなしではないが、仕事のできないやつという意味では自分はろくでなしかも(笑)。
いやいや、カッコ笑いとか自分で笑ってる場合でないよ。

ともあれ、久々の「大分麦の会」開催。「いいちこ」があまりに旨いことから、ほかにも良いものはないかと大分の麦焼酎を飲んでみよう、というだたそれだけのことなのだが、さすが麦焼酎の聖地だけあって、すべて呑んでみよう大それたこと。

酒販:百姓一揆の「ろくでなし」は長期貯蔵(樫樽)タイプ。
ふくよかな旨みを湛えつつすっとキレが良い。タンパク質的ツマミとともに本領発揮。
二人で1本、あっと言う間。

初体験。ザンギカレー。

2016-02-28 | 旨かった話
カツカレーはもちろん、チキンカツカレー、カキフライカレー、白身フライカレー、ホタテフライカレー、ゲソ揚げカレーまで、揚げ物が乗っかったカレーライスは色々食べてきたが「ザンギ」は初めてだ。


大町の食堂せんちゃんの密かにファンが多いというザンギカレー。
自称「唐揚げ中毒」としては必須アイテム(笑)。画像のはビールのアテなのでミニサイズにしてもらった。

カレーにザンギというのが初めてなら、ザンギにカレーというのも初めて。つまりザンギには豆板醤などのピリ辛ダレをかけたり、マヨ、タルタル、時には醤油をかけて食べることがあるけれど、カレーは未体験ともいえる。

面白いねえ、よくぞメニューにしてくれた(笑)
ご主人いわく、店を出す前はとある施設内で食堂を切り盛りしていたそうだが、そこの職員さんたちにはファンが多いメニューだったそうな。
さて、お味はというと、想像通り。美味しいのだが、なにせ初めての味にまだ感想を整理できてないが、ハマるとクセになるな(笑)
カレーそのものは、いかにも食堂の飽きの来ないまろやかテイスト。少なくともザンギマニアには試してみるべき品。

牡蠣づくし。

2016-02-27 | こしらえた話。
牡蠣ってこんなに旨かったっけ、というくらい美味しい今津で売ってる佐呂間の牡蠣。

まず小鍋だて&ポン酢で。


燗酒をどのくらいの温度にしたら牡蠣の味わいとマッチするか。という記事を書くために。
結果は追って発表するけど、ほんと燗酒は温度でその善し悪しが違っていてびっくりぽん。

ところで、

別な目的のために牡蠣を少し明日まで残しておきたいが、どう保存するのが適当か、と店のスタッフに聞いてみた。水に漬ける?水なし?塩水?冷凍?

結論から言うと塩水(海水程度)ということだが、それならばパックの保存液を捨てずにそのまま使うのが一番良いとのこと。製品のそれは天然の海水も使っているらしい。

ということで、その方法で少し取り置いた牡蠣で翌日は蕎麦。


名づけて牡蠣せいろ。

さっと湯掻いた牡蠣をワカメ、ネギとともに熱いツユに。
いつぞや試してみた釧路の牡蠣そばをこんなスタイルにしてみたという次第。

旨かったかって? 野暮なこと聞きなさんな(笑)

容量ほどほど。

2016-02-26 | 酒風景
いつものバーで、その日の締めにシュワっとCAVA。


Segura Viudas
グラスが異様に大きいわけでもなく遠近法マジックでもなく、小さめなタイプのボトルなのだった。
いいね。こういうのだと呑みすぎない。

それにしても旨いねコレ。もう1本!


まさか。
無事お行儀よく帰宅せり。

どっちがどっちに旨いのか。ともかく酒は男山。

2016-02-25 | 酒風景
商店街のニューフェイス、ジャパチーズさん。
作ってる人と話をしながら買えるってとても楽しい、しかも美味しい。
目下気に入っているのがモッツァレラ。店側も日本のご飯に合うという売り出しをしているので、こちらも臆することなく楽しめるのだった。
ちなみに前回はチーズを刺身ふうにして晩酌。

今回はお揚げに詰めてみた。


チーズとろとろ、旨いのなんのって。


酒は男山(北海道/旭川)生酛純米。
我が家の定番。何度も買うのが面倒なので近頃は一升瓶だ。
近年は乳製品との相性の良さを積極的にアピールしている日本酒業界。であるが、酒はなんでも良いというわけじゃない。特に良いのがこの「生酛造り」の酒。味わいは濃醇で食事の酒としてそれはそれは素晴らしい存在感を発揮する。
ちょっとドライ(一般的には辛口とも言う)なテイストが好みなら生酛本醸造というのもある。

注) 生酛は「きもと」と読むが、スマホやマックの方はこの漢字が発現してるか心配

ともかくは、チーズが酒に合うのか、酒がチーズに合うのか、どっちでもいいがその晩酌、痛快この上ない、のである。


さてさて 以下はレシピなり

そのジャパチーズさんのモッツァレラで・・・


分量は・・・適当でよいのだが強いて言うなら小揚げ1個にモッツァレラ50gが自分の目安。
あまり多いと焼いてるうちにでろでろとはみ出すぞ。

で、画像のようにチーズを刻んで右は大葉、左は塩昆布。それぞれに刻みネギ少々、ちょいマヨネーズという感じ。

小揚げを半分に切り袋にしてあんを詰める。


中までしっかり詰めて・・・

楊枝で留めて・・・


フライパン(油不要)、とろ火でゆ~っくりと、じわじわ焦げてくるまで裏表返しながら、ひたすらじっくりと焼く。その間、醤油を少々塗って照りをつける。

そうこうしているうちに出来上がり。


楊枝は食べてはいけません。


以上、呑兵衛クッキングタイム完結。
幸せな晩酌タイムのはじまり。