HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

一人で弾く曲、楽しい曲

2011年07月27日 | レッスン日記(小中高生)
M4ちゃん(小1):
ピアノの前にちょこんと座って、「楽譜いらない」と言います。
ちゃんと覚えてきたから、という自信があるからなんだね。
楽譜を見ないで、両手で弾けるまで練習してきているのは、いつも感心です。
このごろ本当に、ピアノの弾き方が身についてきたと思います。

先生がノートに ヘ音記号の音符を書き、それをト音記号の音に書き直してごらん、という「問題」も 着実に解答することができ、しっかりと基本が覚えられているのがわかります。
そろそろ、発表会の曲を決めたいと思うのですが、「これはどう?」と先生がいくつか弾いてみてはあげたのですが
「ううーん、むずかしすぎ。もっと簡単なのがいい」
「知ってる歌がいい」とか、曲選びに関してはなぜか慎重派なのです。
ピアノを始めて1年たって、もう けっこう大人っぽい曲も弾けそうなM4ちゃんなのですが、いまいち路線がきまらずにいます。
「嵐の歌がいい」
などと言うM4ちゃんなのですが・・・
「うーん、嵐はむずかしいよ。去年、みんなで『曇りのち、快晴!』弾いたけど、あれはみんなで一緒に弾いたから、かっこいい曲になったんだよ。一人じゃいろんな音が出せないし、かっこよくならないの」
生徒のみんなには、クラシックやピアノ曲ばかりじゃなく、いろんな曲を体験させてあげたいけど、まだ1年生のN4ちゃん一人だけじゃ、かっこいい音を出すのはムリだなあ・・・

ま、嵐はムリなんだけど、ご家族のみなさん、それから教室のお友だちといっしょに、いろんなかっこいい曲も弾けるように計画しているので、ソロ曲は ちょっと努力して しっかりした曲を弾いてもらいたいなあ、と思う先生でした。

レトロな歌もすてき

2011年07月27日 | レッスン日記(小中高生)
Nちゃん(小1):
一人でレッスンを受けるようになって2ヶ月。甘えん坊だったNちゃんは、このごろすっかりハキハキしたお姉さんになって、先生とも「~ですか?」「~なんですよー」などと、まるで大人同士みたいな会話を交わしています。
今日は、「あのね、私の好きな曲を書きますから。なにか紙ないですか?」ときくので、
「これでいい?」と、電話のメモ用紙をわたしました。
「いいよ。じゃ、私の好きな曲ここに書くから、見ないでね」
Nちゃんがエンピツでなにやら書き込み、「はいっ」と見せてくれたのを見ると、そこには
「うえをむいてあるこう」と書いてあった!
よ、よくこんな歌しってるね・・・
でも、これだったらNちゃんでも弾けるよ。
メロディーの階名を、口で教えてあげると、すぐにNちゃんは「上を向いてあるこう」を弾きました。
「♪みあげてごらん~ よるのほしを~ も弾きたい」
そこで、それも いっしょに弾いてみた。
なんで6才のNちゃんが、こんな曲しってるのか、不思議だけど・・・
震災の復興メッセージとかで、TVで流れてたような気もするけど。
それにしても、この古い歌を、6才のNちゃんが弾いてるのは、なぜだかとてもすてきに見えた。
それはきっと、「はやってるから」という理由で誰も彼もが弾く、最新の曲ではなく、Nちゃん自身が自分の気持ちで「いい歌だ」と思って弾いているから、かもしれないね。

今日、Nちゃんは 以前に少し使って「やりにくい」と置いていたテキストを、次々「弾いてみる」と弾いて、とうとう最後の曲まで全部、弾いてしまいました。
新しい楽譜を2冊もらって、嬉しそうに帰っていったNちゃん。
すごーく成長した感じがします。