HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

この1年、みんなレベルアップした!

2013年12月05日 | レッスン日記(小中高生)
今日は木曜日。三人の生徒が来る日です。
早いもので、今年のレッスンもあと数回で終わりです。
この1年間で、みんな 本当に成長し 上達したと思います。

Hちゃん(年長):
「ピアノひけるよ ジュニア」シリーズの最終巻、第3巻の、ほとんど最後まで到達しています。
今日の課題曲は「シューベルトのこもりうた」。
右手は オクターブ高いドの位置でのポジションでメロディーを弾きますが、歌の音域が広いので 時折 低いポジションの音も弾かなければなりません。
先週は、左手を使って はみ出した音域をカバーしていたHちゃんですが、今日は右手のクロッシング(指の交差)を習い、クロッシングとあけ指、ポジションのジャンプなどを使って、右手だけでメロディーを弾くことをスンナリ習得しました。
左手は、終始流れるアルベルティ・バス(ドソミソ シソレソ)でコンスタントにバッキングします。
これだけの曲が弾けるようになったことに、改めて驚きと嬉しさを感じずにはいられません。
レベル上げたね!

M4ちゃん(小3):
ブルース形式のアドリブと ジャズっぽいエンディングで、おしゃれにアレンジされた「おどるポンポコリン」が課題です。
クラシックのピアノと全く違うタッチを、毎週ことこまかに指導され、レッスンに来るたびに ジャズ風のかろやかなタッチをマスターしていきます。
今日は、フィニッシュの部分のかっこいいしめくくりを何度も練習し、小学生にしてはめちゃくちゃおしゃれで高度な「おどるポンポコリン」を完成しました。
M4ちゃんが このタッチとノリを身に着けてきてくれてることは、先生としても大変心強く 嬉しいことです。
ますますかっこよく、ノリノリタッチを身に着けていこうね。

Sちゃん(小4):
「リトルマーメイド」の中の「哀れな人々」が出来上がって、「次にやりたい曲は決まってるの。『なんとかで朝食を』っていう・・・」と、次の目標をちゃんと決めていたSちゃん。
その曲は、オードリー・ヘプバーンが主演した映画「ティファニーで朝食を」の主題歌、「ムーンリバー」です。
これでしょ?と言うと、「そう、それ!オードリーなんとかって人が好きになったの」と言います。
ちょうどレッスン室にあった「映画音楽全集」から 楽譜をコピーしてあげましたが、前回もそうであったように、こうしたミュージカルや映画音楽の歌モノ→ピアノソロ用に編曲した楽譜は、小学生のピアノ学習者が弾くことを考慮してあるわけではないので、和音は広いし音は複雑だし、大変です。
でも、Sちゃんの心の中には、大変大人っぽい部分があり、指も長く根気強い向上心もある。
難しいけど、Sちゃんならできるよ・・・
と思って、先週あげた楽譜を、今日は見事に半分くらい弾いてきました。
学習能力があると見込んだSちゃんに、今日は 左手のアルペジオを「手の重みが沈み込むようにアタック」し、「重さをスッと抜くようなリリース」を 腕と手首を持ってサポートしながら伝授しました。
このタッチは、ヒバリ教室の「伝家の宝刀」ともいうべきお宝奏法です。
10才のSちゃん、いよいよこの奏法を伝授されるときが来ました。
「ね、こうして弾くと、音がみちがえるようにきれいになるでしょ」と聞くと、うん、と感じ入ったようにうなずいたSちゃんです。
来週まで、心行くまで、美しいタッチの弾き方を探ってほしいです。

本日の三人の女の子たち。
年のおわりに向かい、去年とは見違えるような脱皮をとげたと感じました。



両親にクリスマス音楽のプレゼント

2013年12月05日 | その他日記
今日は 妹のおゆみと二人で、新宿区に住んでいる両親を尋ねました。

月に一度くらい、こうして姉妹で両親を尋ねるのですが、今日はおゆみの提案で、ランチの後のコーヒータイムに、おゆみ&ピーコの連弾演奏をしてあげました。

これまでに二人で弾いてきたレパートリーも いっぱいあることはあるのですが、なにぶんにも「おみみちゃん」のゆみピーなので、きちんとした楽譜はほとんどありません。
編曲した自分たちで見ても「なにこれ?」というような、判じ物のようなメモ書き程度の楽譜を見つけては2~3曲弾き、あとは クリスマスの曲を、思いつくままに 即興連弾で次々弾きました。

サンタが街にやってくる、ジングルベル、ホワイトクリスマス、サンタクロースがやってくる、聖夜、WE WISH YOU A MERRY CHRISTMAS、リトル・ドラマーボーイ、さやかに星はきらめき☆・・・・

弾くうちに、今は外出もままならなくなっているけれど、昔はコーラスに通っていた母が ピアノに合わせて、きれいなソプラノで口ずさみ始めました。
父も 自分のコーラスの楽譜を探し出してきて「伴奏して」と言って歌いました。

よく、合唱団やいろんなサークルで 老人ホームなどに慰問に行ったりするということはあると思いますが、考えてみれば こうして一番身近な老人を「慰問」して、音楽で喜ばせてあげることができるんだ、と思いました。

両親はとても喜んでくれたので、ゆみピーをやってきてよかった。
ピアノが弾けてよかった。
と思いました。

みなさんも、身近な人を音楽で喜ばせてあげてはいかがですか。
あなたのピアノで。あなたの歌で。
上手じゃなくても、身近な人たちには、きっと喜んでもらえますよ。