HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

「火曜シスターズ(?)」復活

2017年08月01日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(中2)がレッスンに来て
「バレエの発表会が終わったばかりで、全然練習できてません・・・」
と言いながら 力なくピアノの前に座った時。
先生から
「今日、もうちょっとしたらMちゃん(中1)来るからね」と言われてびっくり。
「えーっ、えーっ、ホントに?」
Mちゃんは かつての「木曜シスターズ」、3年越しの連弾コンビの相方です。
お互いのスケジュールの関係で、今はレッスンも別々の日だし、年に会えるのはクリスマス会と発表会前の数回ぐらいなのです。
「Mちゃん来るんですか?!」
「そう、夏休みの都合でね。あと30分くらいで来るよ」
Sちゃんは はじかれたように座り直しました。
「じゃ、じゃあ、連弾の曲やりましょうよ!ゴッドシャルクは置いといて」
そうそう、そうしようと思っていたよ。

さっきの力なさはどこへやら。
全力で「ファランドール」に集中し始めました。
自分のパートの、難しい所をすこし練習したら、
ピンポ~ン♪
もうMちゃん到着です。
「わっ、来た!」

久しぶりの「木曜シスターズ」改め「金曜シスターズ」改め(?)
とりあえず「火曜シスターズ」の復活です。
二人とも大はしゃぎ。
練習しながらも笑いが止まりません。
まちがえてヘンな音を出しては爆笑。
タイミングを外しては爆笑。
そうこうしながらも、だんだん流れがつかめてきて、「ファランドール」全曲の 最初の半分くらいまでは なんとか合わせられるようになりました。
お互いが できるところはがんばって弾き、危ないな!というところは片手だけにしたり、タイミングを計って出を調節したりと、なかなかGOODな連弾センスを発揮しています。
そうそう、連弾はこれでなくちゃ。
Sちゃん・Mちゃんの二人は、何度もやってる連弾を通して、その感覚を身に着けてくれていると思えます。
さすがヒバリ教室の上級生たちだ。

連弾の練習がなんとか終わりましたが、Sちゃんは帰らず Mちゃんのレッスンを見学しています。
「情熱大陸」のアドリブ部分がどうにか出来上がって、先生から
「もうちょっと、この部分が速く弾けるとな~ 他のところに追いつくんだけどな~」と言われたMちゃん
「ムリムリ!これ以上速く弾けない」
「そんならしょうがない。前半のメロディーを、これぐらいノロノロ弾かなきゃね。それなら統一できる。♪ちゃら、らーらーら~~」
先生がテーマのメロディーを ノロノロ歌って見せると、すかさずSちゃんが
「そんな情熱大陸イヤだ~(笑)」とツッコミ。
Mちゃんも爆笑しています。
結局、Mちゃんのレッスンが終わるのを待って、二人そろって帰っていきました。
二人とも中学生になって、忙しいスケジュールだけど、今年もお互いに高め合いながら、よりバージョンアップした連弾を目指してほしいです。

Cちゃんもビッグベン

2017年08月01日 | レッスン日記(小中高生)
Cちゃん(年長):
今日から8月です。
日焼けした顔で元気にやってきました。
「猛練習してきた!」
新しいテキストと、おねえさんたちと同じ「バーナム」をもらったので はりきっています。
さっさと譜面台に楽譜を広げ、次々と弾いていきます。

なきむしけむし、ほかほかパン、ほたるこい、ふしぎなポケット・・・
ト音記号の音符だけでなく、ヘ音記号の音符、それもいろんなポジションにも迷わず、危なげなく弾いています。
これまで「ゴーゴーピアノ」シリーズや「よいこのピアノ」シリーズで積み上げてきたことがしっかり身についているのがよくわかります。

「田んぼの中のいっけんや」
これは、ちょっと気後れしました。
英語圏の子どもの歌なので、元歌を知らないと 譜面からでは軽妙な感じがつかめないのです。
「これはやだ~」と言っているのを、
「まあそう言わず。ほら、ここに言葉(歌詞)が書いてあるでしょ。先生が弾いて歌うから、Cちゃんも一緒に歌ってよ」と誘導します。
「えー。10番まであるのー。」
「そう。最後のところは『ハイホー、ザ・デリオー、おひゃくしょうや』って歌ってね」と歌詞を指示して、先生は弾むようなリズムで弾きながら歌い始めます。

田んぼの中のおひゃくしょうや、
ハイホー、ザ・デリオー、おひゃくしょうや

最初はしぶしぶ、先生について歌い始めたCちゃんも、歌が進むにつれて お嫁さん、赤ちゃん、ばあや、犬・・・と増えていく登場人物に だんだん興味をひかれて、歌も元気になっていきます。
最後の「そのチーズはなにもしない」のオチには大笑いです。
歌い終わって、曲の楽しいリズムもすっかり覚え、元気よく弾くことができました。

そして、Cちゃんもまた、「ビッグベン」&ペダルの音色を体験し、魅了されたようです。
レッスンの終わりに 次のSちゃん(中2)が来たら
「Sちゃんに『キンコンカンコン』聴いてもらう」と言って ご披露したのです。
Sちゃんから「じょうず!」とほめてもらって、嬉しそうにはにかんだCちゃんの顔。

こうして、知らない歌、知らない曲も、がんばって取り組めばとっても素敵な音楽になるんだ、ということを、小さい生徒のみんなに知ってもらいたいです。