前回の記事で、コードネームを見て鍵盤で位置を探す方法をお話ししました。
見つけたいコードのルート音を「ド」として、
- 「ドミソ」の和音が そのコード(メジャーコード)。
- 「ドレミファソ」を見つけ、そこから「ド」「ミ」「ソ」を見つける。
- 「チューリップ」の歌を弾いてみる。「さいた」の「さ」と「た」、「チューリップの花が」の「チュ」、この3つの音がドミソ、つまりメジャー(長調)コード。そして、真ん中の「ミ」の音を半音下げれば暗い響きになって、これがマイナー(短調)コードです。
これでも難しい場合は、もう鍵盤をかぞえて探しましょう。
ルート音を1とし、高音に向かって順番に黒鍵も白鍵もすべて数えていきます。1ド、2ド♯、3レ、4レ♯…というぐあいに。
そして1、5、8の3つの音で構成されるのがメジャー(長調)コード。Cなら1ド、5ミ、8ソとなります。
1、4、8の3音で構成されるのがマイナー(短調)コード。
曲集などには、「コード一覧表」が見開き2ページにびっしり印刷されているものもありますが、そんなもの覚える必要は全くありません。
CとCm、この2つの理屈さえわかれば、もう自分で全てのルート音に対するメジャーコードとマイナーコードを見つけることができます。
7つの白鍵
C、D、E 、F、G、A、B、
5つの黒鍵
C♯、D♯、F♯、G♯、A♯、
D♭、E♭ 、G♭、A♭、B♭、
同音異名でカブってるものもありますが、ざっとこの17種類のルート音に対するそれぞれメジャーコードとマイナーコード、合わせて34個は簡単に見つけられるのです。
もう少し複雑なコードはおいおい使うとして、とりあえずメジャーとマイナーの2種類がわかれば何でも弾けます。
だからコード表なんか覚えて無駄なエネルギーを使わないように。
くれぐれもよろしくね
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