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HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

勇ましい乙女

2011年04月06日 | ブルクミュラー
S子ちゃん:
明日は中学校の入学式で、今日が春休み最後の日です。

先週、ブルクミュラーの「バラード」に入りました。
冒頭の部分が、今までの曲と違って左手がメロディー、右手が8分音符の小刻みなバッキングなので弾きにくく、両手のバランスがなかなか合わずにバタバタしていたのですが、今週はびっくりするほど上手に弾けるようになっていました。
「すごい!たくさん練習したんだね」
「この部分が好きだから・・・」
ミステリアスなバラードは、S子ちゃんのお好みです。

前半がこんなに上手に弾けているのに比べ、中間部の夢見るような柔らかなメロディーは どうもブッキラ棒で美しくない。
「なんだか可愛いげがないねえ・・・」という、男前な弾きっぷりです。
何度か練習して、なんとか柔らかな演奏に近づいてきました。

今日はブルクミュラーの他にもう1冊、「ピアノの叙情詩(キャサリン・ロリン)」という楽譜を持ってきていました。
前に「悲しくて切ない曲が好き」といって、この中から「初めての悲しみ」という曲を弾いたことがあったので、
「ちょっと、楽譜を見ながら思い出して弾いてみてごらん」といって 弾いてみてもらいました。
左手が淡々と四分音符を刻みながら、その上に大変切ないメロディーが乗っていくのですが・・・
四分音符が ジャン!ジャン!ジャン!ジャン!と力強く、右手のメロディーもしっかりたくましく、勇ましい。
「ちょっとー、これじゃ勇ましすぎでしょ。『初めての悲しみ』っていうより『初めての怒り』とか『初めての革命』って感じだよ」
そうして、先生が「悲しみ」の模範奏と、S子ちゃんのマネをした勇ましい演奏を 弾き比べて見せました。
「アハハ、アハハ」とS子ちゃんは大受け。
「行進曲みたい~
「でしょ?S子ちゃんのは、どうも何弾いても勇ましくなっちゃうねえ~」
まあ、元気いっぱいなのはいいことだ。
心身ともに元気な証拠だ。
もう中学生になるんだから、もう少ししたら しっとり柔らかな曲も、それらしく弾けるようになってくるんじゃないでしょうか・・・


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