Tさん(大人・男性)
月2回レッスンに来ているTさん、今日が発表会後初めてのレッスン日です。
今年最後の月、2回のレッスンで弾く曲を、Tさんは自分で決めていて、ヒバリもあらかじめその曲名をきいていました。
今日はショパンの「ノクターン9-2」です。
この曲は、すでに何度も完成しています。
というのも、ヒバリ教室に入門する前に、すでにTさんが独力で練習して完成、これで1回。
そしてその後ヒバリ教室の生徒となってからも改めてレッスンして、2度目の完成。
今日は、その「ノクターン」を、さらにブラッシュアップ、ということで持参しました。
一度合格になったからといって、それでもうおしまいにせず、こうして何度も反芻(はんすう)するというTさんの姿勢、すばらしいと思います。
曲というのは、何度弾いても、その都度 新しい発見があるものですし、弾くたびに自分も成長していて、その時その時で演奏や解釈もちがってくるからです。
今日は、Tさんが「何か腑に落ちない、というかどう弾いていいか悩ましい」と言う部分をいくつかレッスンしました。
もちろんTさんの演奏は、もうすっかり出来上がっているのですが、その中にも、とても繊細なニュアンスや歌い方、ちょっとしたテンポの矯(た)め、などで迷う部分があるということだったので、具体的にその部分を音楽的に分析してみました。
具体的には、フレーズのつながり、今弾こうとしている音の 曲全体の中での立ち位置(?)、曲の構成、メロディーやハーモニーのパートの確認、などです。
それによって、迷っている箇所をどのように弾けばいいか・・・どんなテンポで、どんな音量で、どんなペダリングで・・・などが、おのずと見えてくるのです。
今日レッスンしたことで、Tさんの迷いは払拭(ふっしょく)されたようでした
よかったです。
さらに心のこもった「ノクターン」がTさんのレパートリーの中で温められていくことを願っています。
Tさん次回のレッスン、今年最後のレッスン曲は「戦場のメリー・クリスマス(メリー・クリスマス、ミスター・ローレンス)」だそうです。
楽しみです
Facebook Hibari Music Lesson