HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

ピアノの世界に遊ぶ

2010年02月10日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(年長):
「ちょっと待ってね。これ、弾いてみるから」
レッスン室に入ったSちゃんは、まっ先にこう言うと、鍵盤の上に手を用意しました。
まず右手。それから左手。
そして慎重に、右手で「ドレミファミレド~」と弾きました。
「あっ、わかった。一人で『おいかけっこ』できるようになったの?」
「うん。でもちょっと難しい」
Sちゃんは、答えるのも上の空、というぐらい真剣に集中しながら、「ミファソラソラミ」に進んだ右手に添えて、左手で「ドレミファミレド」と弾き始めました。
すごいすごい!がんばれ!・・・だけど、途中で指が足りなくなったり、指番号がわからなくなったり・・・両手一緒に弾くのは大変なことです。
「こうやって、1本の指で弾けば簡単だよ」と先生が提案しました。
右手も左手も、人差し指1本だけで弾けば、あっという間に きれいなハーモニーの「かえるのうた」の始まりです
「ね?」「ほんとだ!」
Sちゃん、後半のところでは また5本の指を使ったりして工夫しながら、とうとう最後まで「一人輪唱・かえるのうた」を弾きました。やった~

次に、「わたし、こういう曲を考えたの」と、黒鍵の上に両手の1本指を置き、3度の音程を中心に あちこち音の響きを楽しんでいます。
「ここを踏んでやってみてごらん。もっと素敵になるよ。いちばん右のペダルだよ」
「じゃ、もう1回、やってみるね!」
Sちゃんは、力いっぱいペダルを踏みます。そして弾き始めるのに合わせて、先生は低音の方で、静かに伴奏をつけました。
黒鍵ばかりを使ってゆるやかに伴奏が響き、上の方ではSちゃんの弾く和音が自由に遊び、それがペダルの響きで全部溶け合って、なんだかゆったりとした、沖縄の海を思い出すような曲になりました。
いつしか、海の曲は二人の呼吸を合わせて静かに終わり・・・
「きれいにできたね~」と先生が言うと、
「これ、ママが来たら聴かせようか!」とSちゃんが提案しました。
「そうだね、そうしよう。それじゃ、宿題やテキストをさっさとすませようね」
「うん、そうだね」
ということで、テキスト課題やドリルが サクサクと進みました。
ママがお迎えに来たときは、もちろん「ミニコンサート」をご披露しましたよ!

今日は、Sちゃんと入れ替わりに、ピアノに入門希望のNちゃんが、ママとやってきました。
帰り際に玄関ですれ違ったSちゃんは、ドアの中に入っていく小さいNちゃんとママに向かって、道路から大声で
「ここのピアノいいよ~! (^O^)/」と お薦めしていました・・・


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