Y子ちゃん(中2):
「発表会が済んだら、前に渡しておいた『ソナチネアルバム』を始めようね」と決めてあった通り、「ソナチネ1番」を練習し始めています。
ここで「ソナチネ」について、少しおさらいをしてみましょう。
ソナチネというのは、ソナタの小規模なもののことです。
そしてソナタというのは、交響曲の小規模なもの、ソロ楽器のための曲のことです。
つまり、ソナチネというのは、大規模な「交響曲」の管弦楽の世界を、ぐっと凝縮して体験できるものなので、いわば大きな音楽の世界のミニチュア、と言えるかも。
構成のスタイルも決まっていて、その説明はまたの機会にゆずりますが、これまでの「ピアノのおけいこ」から一歩進んで、クラシック音楽の世界にちょっぴり踏み込んだもの、それがソナチネアルバムです。
Y子ちゃんが今練習している「1番」第一楽章は、コンパクトにまとまった中にもなかなかドラマチックな世界が展開される作品です。
Y子ちゃんは、小学生のころクラシックバレエを習っていて、バレエの世界についてはけっこう知ってると思うので、そのイメージで説明しました。
「まず冒頭の提示部のところは、登場人物や情景の説明、みたいな所って、この間言ったよね」
「はい」
「バレエの舞台なら、プロローグの明るく、華やかな部分だね。平和で美しい世界。お城の舞踏会とかね。
ところが、中間の展開部のところでは、暗雲がたれこめ、悪魔ロットバルトが嵐を起こしてるところ」
「ああ、そんな感じ・・・」
「クライマックスで、悪魔は稲妻に打たれて滅び、元通りの平和が訪れる・・・ほら、この再現部のところ」
「本当・・・」
ソナチネ(ソナタ)というのは、すべてこのような「予定調和」によって成り立っています。
また、「ソナチネアルバム」や「ソナタアルバム」に収録されている曲は、ソナチネやソナタの中でも、古典派時代(18世紀~19世紀ぐらい)の曲ばかりで、これらの曲は、古典バレエの物語とも通じるものがあります。
ヒバリ先生自身が 小学生や中学生でこれらの曲を習っていたころは、もっと自由でダイナミックなロマン派や現代音楽などに比べて、古典派はカタくてあんまりおもしろくないなあ、と思っていました。
ロマン派の音楽とかだったら、すぐに情景やドラマなどのイメージが浮かんだけど、古典派って、あんまりイメージが湧かない・・・
でも、今はちょっと違うんじゃないかな。
アニメでもゲームでも、「ゴシック系」というものが、あるじゃない?!
ファッションでも「ゴスロリ」とかあるでしょ。
「ソナチネアルバム」は、まさに「ゴシックの世界」なんだよ。
みんなも弾いてみてごらん。ソナチネアルバムやソナタアルバム。
そのカタさ、構成の堅固さ、音づかい、まさに「ゴシック」!
アニメやゲームでゴシック世界にいっぱい遊んでるみんななら、古典派ソナチネの音楽に、すぐにありありとドラマやビジュアルが浮かぶと思うよ。
さあ、みんな、ソナチネやソナタで ゴシック世界に遊ぼうではないか。\(^o^)/
「発表会が済んだら、前に渡しておいた『ソナチネアルバム』を始めようね」と決めてあった通り、「ソナチネ1番」を練習し始めています。
ここで「ソナチネ」について、少しおさらいをしてみましょう。
ソナチネというのは、ソナタの小規模なもののことです。
そしてソナタというのは、交響曲の小規模なもの、ソロ楽器のための曲のことです。
つまり、ソナチネというのは、大規模な「交響曲」の管弦楽の世界を、ぐっと凝縮して体験できるものなので、いわば大きな音楽の世界のミニチュア、と言えるかも。
構成のスタイルも決まっていて、その説明はまたの機会にゆずりますが、これまでの「ピアノのおけいこ」から一歩進んで、クラシック音楽の世界にちょっぴり踏み込んだもの、それがソナチネアルバムです。
Y子ちゃんが今練習している「1番」第一楽章は、コンパクトにまとまった中にもなかなかドラマチックな世界が展開される作品です。
Y子ちゃんは、小学生のころクラシックバレエを習っていて、バレエの世界についてはけっこう知ってると思うので、そのイメージで説明しました。
「まず冒頭の提示部のところは、登場人物や情景の説明、みたいな所って、この間言ったよね」
「はい」
「バレエの舞台なら、プロローグの明るく、華やかな部分だね。平和で美しい世界。お城の舞踏会とかね。
ところが、中間の展開部のところでは、暗雲がたれこめ、悪魔ロットバルトが嵐を起こしてるところ」
「ああ、そんな感じ・・・」
「クライマックスで、悪魔は稲妻に打たれて滅び、元通りの平和が訪れる・・・ほら、この再現部のところ」
「本当・・・」
ソナチネ(ソナタ)というのは、すべてこのような「予定調和」によって成り立っています。
また、「ソナチネアルバム」や「ソナタアルバム」に収録されている曲は、ソナチネやソナタの中でも、古典派時代(18世紀~19世紀ぐらい)の曲ばかりで、これらの曲は、古典バレエの物語とも通じるものがあります。
ヒバリ先生自身が 小学生や中学生でこれらの曲を習っていたころは、もっと自由でダイナミックなロマン派や現代音楽などに比べて、古典派はカタくてあんまりおもしろくないなあ、と思っていました。
ロマン派の音楽とかだったら、すぐに情景やドラマなどのイメージが浮かんだけど、古典派って、あんまりイメージが湧かない・・・
でも、今はちょっと違うんじゃないかな。
アニメでもゲームでも、「ゴシック系」というものが、あるじゃない?!
ファッションでも「ゴスロリ」とかあるでしょ。
「ソナチネアルバム」は、まさに「ゴシックの世界」なんだよ。
みんなも弾いてみてごらん。ソナチネアルバムやソナタアルバム。
そのカタさ、構成の堅固さ、音づかい、まさに「ゴシック」!
アニメやゲームでゴシック世界にいっぱい遊んでるみんななら、古典派ソナチネの音楽に、すぐにありありとドラマやビジュアルが浮かぶと思うよ。
さあ、みんな、ソナチネやソナタで ゴシック世界に遊ぼうではないか。\(^o^)/
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