Hさん(大人):
真面目で練習熱心、そのくせシャイで褒められ下手、ツンデレなHさんです。
毎週、「やる気が出なくて出なくて。ホントに嫌になります」と言うのが口癖です。
先週も、「やる気が出なくて出なくて」と、予習してきたバッハの平均律第1巻6番のフーガを最後まで弾き進め、「次は何番ですか?♪」と催促。
「じゃ、じゃあ、コレにしましょうか。シャープが多いけど、慣れれば弾きやすいですから、今の曲が終わったらコレに進みましょう」と、13番のプレリュードを選んでおきました。
ところで、Hさんはクーラーが嫌いで、お家ではクーラーはあるけど使ったことはないという話でした。
ピアノを練習する時は、ご近所に聞こえないように窓を閉め切って、それでもクーラーはつけません、と去年言っていました。
でも今年の暑さは尋常じゃない。
連日、TVでは熱中症の危険が報じられ「クーラーを使うように」と呼びかけています。
「今年もクーラーつけずに閉め切って練習してるんですか?毎日、TVで熱中症のこと言ってるじゃないですか?」
今日、レッスンに来たHさんに聞いてみました。
「そうでしょ、だからね、熱中症にならないためには」
Hさんは言いました。
「『弾かない』!」
「なるほどーw(^□^)w」
「そうですよ!『弾かない』が一番なんですよ」
そう言いながら、Hさんが弾いてくれたのは、先週より1ページ先まで弾き進めた「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」第4楽章と 先週最後まで到達したバッハ平均律1ー6のフーガの さらに完成度の上がったもの、おまけに「次のために」と選んでおいたバッハ平均律1ー13プレリュードも、半ページ弾いてありましたとさ。 wwwwww