M子さん(大人):
今日も、スマホのボイスレコーダーボタンをポチッと押してからレッスン開始です。熱心ですよね!
レッスン丸ごと録音して帰るんですから。
さて、今日は前回やった「思い出のグリーングラス」と「若者たち」の復習、そして気分を変えて「第三の男」のテーマです。
題名を言っても「知らなーい」という人がほとんどかもしれませんね。
でも、エビスビールのCMで流れてる曲、と言ったら「ああ、アレか!」とわかるのではないでしょうか。
軽快なスィングリズムに乗って「ちゃららら〜らら〜」と流れるメロディー。
この曲は、1949年公開の映画「第三の男」のテーマ曲です。
第二次大戦後のウィーンを舞台にしたイギリス映画で、なんか秘密の陰謀とか謎の男の正体とかが絡んだサスペンス映画。
ヒバリは子どもの頃に、TVの洋画劇場かなんかで放映されたのを見たんですが、映画の内容はさっぱりわからず、でも、このテーマ曲は繰り返し繰り返し頭の中にエンドレスで流れてた記憶があります。
先週この曲をお勧めした時、M子さんは「あらー、素敵ですね!でも弾けるかしら?」と自信なさそうでした。
テンポがわりと速いし、細かい音符の連続に指がついていけるかしら?
でも心配はいりません。
「第三の男」は、右手の1番、2番、3番の3本の指だけでほとんど弾けてしまうという、超ラクラクな曲なのです。
M子さんも「弾いてみたら、けっこう簡単に弾けました。リズムがあって楽しいですね!」と、もう完璧レベルに弾けています。
せっかくいい曲なので、2コーラス繰り返すことにし、この曲のオリジナル演奏で使われているツナギのフレーズをお伝えして、次回までに練習してきてもらうことにしました。
これで、次回はオリジナルに近い演奏ができますね!