自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

冬のユスリカ

2013-01-02 | 生物

厳寒期の室内のこと。窓ガラスにユスリカが付いていました。日本にはユスリカが1000種棲んでいるといいますから,めずらしくないとは言え,「ほ,ほうっ! 今,家の中にいるか 」とビックリ。体長は7,8mm程度。たぶん,フユユスリカでしょう。触覚がふつうで,羽毛状ではないことからメスと判別できます。

前脚のなんと長いこと!

トリミングすると。 

フユユスリカは冬に羽化する種です。寒い日でも,陽が当たるところでかなり目に付きます。蚊柱をつくって群れているので,いやがうえにも,目に入るのです。 

血を吸うことはありませんが,こういうのが口に入ったり洗濯物に付いたりするのはけっして印象のよいものではありません。もちろん当のユスリカは迷惑行為と思っているわけではなく,ユスリカ自身のいのちを生きているに過ぎないのですが。