骨董市
1月21日(月)。晴れ後曇り。
京都東寺の骨董市に行ってきました。それは毎月21日に開かれている伝統的な市で,およそ1000の店が並ぶ規模でたいへん名高い催しとなっています。これまで一度は出かけてみたいという気持ちがありながら,なかなか行けずにいました。
そんな中でついに行く機会が巡ってきて,今日出かけたのでした。
東寺に近づくにつれて,人の往来が激しくなり始めました。門の前に来て,「これはスゴイや!」と感じました。門をくぐって,境内を見て驚きました。店の簡易テント屋根がずうっと続き,人の賑わいでごった返していたのです。
せっかく出かけるのだから,何か目当てのものを考えておいて見て回ろうと思っていたので,1000の店をことごとく見ていくつもりでした。それで,どんどん見ていこうと思ったものの,人に圧倒されてなかなか前に進むことができない状況でした。
骨董,古反物,古着(着物),手作り品,植木・盆栽,食べ物,……。もういっぱいの品,品,品,いっぱいの人,人,人という感じでした。
回っていて,わたしがこれまでに出会った(その方から品を買ったことにある)店が2つありました。ちゃんと覚えてくださっていたのには,感激しました。
自称“自然となかよしおじさん”の目から見て「ヘェー!」と印象深く思ったのは,ツクシとフキノトウが植木鉢に植えられて商品になっていたことでした。さらにびっくりしたのはその高額な値札のこと。もっと驚いたのは,その後通りかかったとき,すでにその鉢が売れていたことでした。
並んだ骨董品を見ていると,「よくもマア,こんなものが商売の品になるナア」と呆れるようなものがいくつもありました。売れるからそこに置かれているのでしょう。おもしろいものです。
で,わたしのお目当て品は結局見つかりませんでした。それでも,とてもたのしいひとときを過ごせました。