今日1月26日(土),勤務施設で実施している事業『おもしろ科学教室』の出前教室で,綿菓子機を作りました。講師は『かがくおじさん』こと,私が務めました。参加申込者は小学校児童6人。しかし,インフルエンザが流行っていることもあって,結局3人の参加に。補助役として中学生ボランティアが2人応援に来てくれました。
はじめに本物の綿菓子機で綿菓子を作って,そのしくみを大雑把に確認しました。「簡単な装置を手作りして,綿菓子を作りたい。何がいると思うか」と尋ねることから始めました。それについては実に反応がよくどんどん出てきました。
さっそく,綿菓子を作る容器から作業開始です。段ボール箱の内面にアルミホイルを貼り付けます。
それができると,回転部分の製作です。入れ物には,お茶やコーヒーの入っていた蓋付きアルミ缶を使いました。モーターは100円ショップで買った扇風機を。それに付いている羽根を外し,ナット棒・ゴム管を使ってアルミ缶とつないでいきました。つなぐ器具は釣用ゴム。
子どもたちはとても熱心に作業をしました。ボランティアの2人もよく動きました。
さあ,できあがり! さっそく綿菓子作りに挑戦です。ザラメの砂糖を入れたアルミ缶を底から加熱するのに,固形燃料を使用しました。うまくできる子とそうでない子に差が出てきました。確かめると,アルミ缶に開ける穴の数によることがわかりました。10程度ではダメでした。使った乾電池が古いので,回転力が落ちていたことも関係しているでしょう。穴が少ないと,砂糖が穴に詰まったときに出られなくなるのです。そんなとき,一度煙が出たことがありました。
問題点を改善することで,結局,3人ともバッチリできたのです。
こうした工作はある程度うまくいってこそ,参加者は満足できるでしょう。その点,まあよかったかなと思いました。
終わって感想を一言ずつ伝え合った後,用紙にも簡単に書いてもらいました。以下がそれです(原文のまま)。
- ふつうにわたがしきが作れるのは,とってもおもしろかったです。またおじさんに教えてもらいたいです。(3年)
- しくみがわかってすごいなぁと思った。(4年)
- わたがしが,こげたべっこうあめの味がした。(6年)
- 普段ふれあう機会がない小学生と中学生ですが,ボランティアを通してふれあう機会があたえられることに感謝したいです。(中学3年)
- ボランティアは,何回もしたことがあるけど,わたがし機をアルミカンや自分の身近にあるもので作れるとは思っていませんでした。作り方を知れてよかったし,新たな発見ができてとてもよかったです。ボランティアでいいけいけんができました。ありがとうございました。(中学3年)