自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ジャガイモの実生栽培,今年も(6)

2016-03-26 | ジャガイモ

3月23日(水)。どんどん発芽しています。発芽率は80%に達しているはず。この分だと密生するでしょう。


土に埋もれた種子は土を押しのけるように頭を覗かせます。すばやく葉緑体を準備して自立を急ぎます。


なかよく林立した芽は相変わらずなかよし。


子葉が開いている葉もたくさん。なかには種皮が名残り惜しそうに付いたままのものも。

 


間もなく本葉が見え始めるでしょう。 

これだけ芽生えると,もちろん世話などできません。ある程度成長したら希望者にお分けしようかなと思っています。郵送は無理でも手渡せる範囲なら簡単ですから。 

 


ウリキンウワバの蛹

2016-03-26 | 昆虫

一年前のこと。ホトケノザの葉の裏側で小さな卵を発見したのが事の始まりで,それが孵化して成虫になるまでを追跡観察しました。その蛹を,このほど空き地のホトケノザで見かけました。蛹を守っている繭が破れ,中から蛹が現れていました。そのかたち,ツヤからははっきりとウリキンウワバであることがわかりました。


昨春の羽化が3月20日過ぎだったので,それから考えると羽化間近とみていいでしょう。それで,できれば羽化までを見ておこうと思い立ちました。

3月20日(日)。蛹の様子を見ておこうと思い,行ってみるとそこにはありませんでした。「おかしいな」と思って地面を確認。しばらくして殻が見つかりました。殻は穴が開いて破け,中は空っぽ! 成虫が誕生して出て行ったと思われます。羽化を見届けることはできませんでしたが,無事に生まれたようです。めでたし,めでたし。それにしても3月20日という目安がずばり当たっていたので驚きました。