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自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ジャガイモの実生栽培,今年も(5)

2016-03-23 | ジャガイモ

3月20日(日)。早く芽生えた種子の中には,もうからだが直立していているものがあります。子葉が開きかけます。


幼い茎のラインは白鳥の首筋のよう。いのちの瑞々しさが伝わってきます。


3月21日(月)。上写真(2枚目)の芽は,翌21日の朝見ると下写真のように成長。

 


こんなふうになかよく並んで林立している光景も。なんだかほほ笑ましい!


孤高の人のように伸びようとする芽。


かたまって地中に埋もれていた種子が揃って芽生えてきました。地表がグッと持ち上げられています。ジャガイモの原産地は南米のアンデス地方です。そこにある原生種の自生地へ行くと,根元辺りに落ちた実からこのようにして発芽する光景が観察できるのではないでしょうか。

 
こちらでは,ばらけて地中に埋まった種子から芽が。

 

 
ジャガイモの種子は“ワンダー”の世界を拡げてくれます。

 


マンサク,そして昆虫(14)

2016-03-23 | マンサク

2月29日(月)。日中の最高気温は10.7℃。風が強く,寒さを感じる一日となりました。

こういう日はまあ昆虫は見られないだろうなと思って花を確認。なかなか見つけることができませんでしたが,そのうちに見つかりました。ガのなかまです。今のところ,わたしには同定できません。名を知るのは自然を見つめる入口なのですが,こういう昆虫が訪れているという生態のおもしろさの方が断然おもしろい,そんなふうにときには居直って考えることにしています。 


花の中を覗いているように見えます。明らかに花に関心があるとみてよいでしょう。


花粉まみれになったユスリカのなかまが1匹。「こんなに小さいんだあ」という印象を思わず持ってしまいそうな,小ささ! 

 

 
おやおや,ミノムシが歩いていました。昨年も見かけたものです。蓑にはマンサクの樹皮をくっ付けて鎧にしています。

 


歩くので,頭部が出ます。動くので,輪郭をくっきりとはとらえ切れません。そうそう,昨年の観察例からいえば,花弁を食べているはず。 

 


寒い日は目立つ昆虫は見当たりません。そうかといって,小さな昆虫が見つからないというわけでもありません。いのちはあちこちに,いつも息づいていると思って観察を続けることがたいせつです。