自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

マンサク,そして昆虫(11)

2016-03-09 | マンサク

見たことがない,ふしぎなかたちをした昆虫が訪れました。

体長5mm弱。からだつきは一言でいえば,アリかハエのよう。腹部はひょうたん型になっています。それに翅が付いているという姿です。翅の後部縁に紋が1つ。翅は閉じられることがなく,つねに開いたまま。

 
色がまたユニークです。胸部も腹部も,濃淡の褐色が複雑に入り乱れたように見えます。複眼は大きいようです。口器の形状を見たかったのですが,じゅうぶんには確かめられませんでした。

 
いったいここでなにをしていたのでしょうか。花粉か蜜かを口にしていたのでしょうか。あるいは,小さな昆虫を探していたのでしょうか。


ほんとうにふしぎな姿をした昆虫でした。できればきちんと同定したいと思っています。今のところはヒトテンツヤホソバエあたりかなという感じです。もしそうなら,牛糞などに幼虫が大量に発生するらしいです。同定作業は,いつも積み残しばかり。できるだけ消化不良を起こさないように努めます。