自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

小さな生きものたちの3月22日

2016-03-22 | 日記

3月22日(火)。春分を過ぎて,春の日差しがはっきりと感じられます。近頃は暖かさと寒さとが日ごとに乱高下するといった気候で,服装についても「今日はなにを着ようかな」とつい思ったりします。今日は,昼頃まではくっきりと晴れ渡りましたが,午後は薄曇りでひんやりとして寒気を感じてしまいました。


昼食後,道端でいくつかの昆虫と出合いました。日中が長くなり気温が上昇するにつれて,虫たちの動きが活発になってきました。わくわくして飛び出してきたのです。

いちばんに足元にやって来たのがキタテハ。「これは見逃したくない」と思い,田に入って追いかけました。そして地面に降り立った瞬間撮ったのが下のもの。春型で小さめの個体です。


次がモンシロチョウ。カンサイタンポポで吸蜜していたので,「おーっ!」と驚きながら近づいたのですが,惜しくも舞い上がってしまいました。しばらくして草の上に降り立ったので,とりあえず撮っておきました。


ホシノヒトミの群落にやって来たのがガガンボのなかま。キリウジガガンボでしょうか。どこかに行く途中,偶然着地したようでした。

 


花にいたのが鮮やかな色合いのイタドリハムシ。日の光を照り返して輝いています。でも,ホシノヒトミの葉がめあてで訪れたのかどうか,不明です。花には,別の小さな昆虫が1匹。どうやらハネカクシのなかまのよう。


テングチョウと数頭出合いました。このうち1頭はタネツケバナで蜜を吸っていました。口吻の先が蜜源までぐーんと伸びていました。しばらくして舞い上がったのですが,また戻って来ました。タネツケバナの蜜が相当にお気に入りのようです。


その他の昆虫にもたくさん出合いました。生きものとの出合いをたのしむのは極上のひとときなのですが,健康保持で歩いていることもあり,そうそう道草ばかりしてはおれません。「程々にたのしみつつ,しっかり歩くことを忘れないで!」と,自分に言い聞かせています。

 


マンサク,そして昆虫(13)

2016-03-22 | マンサク

トリバガを1匹見かけました。といっても,ようく見て,やっと見つかった1匹です。ブドウトリバガでしょう。たいへんユニークなかたちをしています。キク科の花やサザンカではときどき見かけた昆虫です。吸蜜中だったと思われます。しかしこのときは,口吻を確認することはできませんでした。 


近くの花に移っていきました。 飛び去らなかったのは幸い。蜜を吸いたそうです。


しばらく見ていると,口吻が伸びました。そして蜜を吸い始めました。 

 
蜜を吸い終わると,枯れ葉に移りました。


ほんとうにいろんなかたちをした昆虫がいるものです。トリバガのような際立った姿をした昆虫がいるって,おもしろいなあとつくづく感じます。今シーズンは,たった一度見かけただけでした。