自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

サクラの花と昆虫たち(2)

2018-04-08 | 昆虫と花

甲虫を2種見かけました。一つはコメツキムシのなかまです。この種のコメツキには似通ったものがいるので,素人のわたしのこと,すぐには同定はできません。

花の上を歩いていたので,花に関心があるのは確か。歩いているだけでも送受粉に貢献していることでしょう。

 

別の花にもいました。花粉やは花蜜を食するコメツキもいるので,これもまたそのなかまなのかもしれません。

 

二つ目はコガネムシのなかまです。体長は10mm。花に集まるコガネムシなのでカタモンコガネかも。蕊に覆い被さるような格好でいました。たぶん花粉や蜜を食べていたのでしょう。

 

頭胸部と脚に密生する灰白色の毛,腹部横面に並んだ毛が大きな特徴です。このからだつきなら,サクラは大助かりでしょう。

 

こうして昆虫に注目していると,花が別の角度から見えてきます。美しさを愛でる以上のおもしろさが展開していきます。

 


モンシロチョウ,孵化間近

2018-04-08 | モンシロチョウ

モンシロチョウの幼虫であるアオムシが生まれようとしています。1mmにも満たない小さな卵にも,その変化の様子が現れます。それを超接写で写しました。

例1。卵内に見える黒い部分が口の辺りです。 

 

6時間後。よくよく見ると,からだの色合いに濃淡が。それらは毛が見えかけてきたものです。

 

例2。右上に口があります。 

 

6時間後。毛がはっきり見えかけて来ました。卵の先に空間が見えています。からだが形成されて空いた部分です。

 

その3。背景の色によって表面の凹凸面がくっきりしています。

 

6時間後。からだの表面が確かに変化していることがわかります。

 

その4。これは中が見える例。殻の中では,からだがUの字型になって収まっています。したがって,色の濃い部分はからだの中ほどにあたります。

 

誕生する瞬間までを追えたら,それはそれは感動物語に立ち合うことになります。何度見てもそうなのです。もし記録できたら記事にしましょう。