自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ハコベの昆虫たち(10)

2018-04-13 | 昆虫と花

花よりずっと大きなハエがやって来ました。ハナバエの一種と思われます。長い脚は,起伏に富んだ着地面にうまく合っているみたいです。

 

こうして,隣りの花に歩いて渡って行きます。

 

 

もっと大きなハエが登場しました。 ケブカクロバエでしょうか。花には不釣り合いな大きさに見えます。花同士が支え合って咲いている箇所なので,倒れずに済みました。

 

 

花の咲くところには,昆虫が必ず訪れます。花のアピールと昆虫の探索能力とが相まって,ギブ・アンド・テイクの関係が見事に成り立っているのです。そう思いながら,花を見ることがとてもたいせつです。 

 


モンシロチョウ,孵化(続々)

2018-04-13 | モンシロチョウ

孵化後,幼虫は必ず殻を食べます。その本能はチョウの種によって異なります。 食べない種もある中,モンシロチョウは食べるということです。ただ,食べ尽くすという例は多くはないようです。

 

うんと近寄れば,口元も側単眼もはっきり確認できます。口が動くのが見えると,いのちの凄さが伝わって来る気持ちになります。 

 

からだを起こすようにして,殻の上部に口を向けます。毛の先には水滴状の液体が付着しています。生まれた後によく見られるものです。

 

食べることに専念している間は,とにかく貪り食うという感じです。 

 

上から下に向かって食べていきます。卵の殻と,からだの大きさとを比べると,たったの今までこのカプセルに入っていたとは考え難い大きさに感じられます。

 

いのちにはふしぎがいっぱい詰まっています。