自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

超接写 ~モンシロチョウの孵化~

2018-04-16 | モンシロチョウ

ありふれたモンシロチョウのことなので大して気には留めないときがありました。しかし,孵化を観察しているうちに「これもすごい! 身近なだけに,容易に観察できるなあ」という思いが強くなってきました。 

生まれる瞬間を目撃できるのは極上のひとときです。

 

殻からゆっくり身を乗り出します。透き通ったからだが輝いています。殻の中でUの字に曲がって収まっていたからだが,真っ直ぐになって出て来ます。これがいのち! 

 

葉に着地!

 

出終わりました。 

 

からだは完全に着地。

 

体表が瑞々しく光ります。真新しいいのちの誕生を感じます。 

 


ベニシジミの産付卵,その後(1)

2018-04-16 | ベニシジミ

卵5個について,これからの経過を追ってみます。孵化を撮影できれば申し分なのですが……。

卵の直径は下写真のように0.5mm程度です。

 

これを超近接撮影すると,下写真のとおり。 

 

別の卵を撮っておきました。

 

さらにもう一つ。0.5mmの世界の造形美です。

 

産付日がわからないので,孵化日予想はできません。

 

 


ギフチョウ,今(その6)

2018-04-16 | 昆虫

一つの葉に卵がたくさんあるので,孵化シーンは次々に見られます。他のチョウたちと異なるのは,シャッターチャンスを逃さないというありがたい点です。写したコマからいくつかをご紹介します。

卵の直径は0.5mm程です。その中から生まれ出ます。

 

頭部を覗かせた瞬間です。といっても,個体によってはしばらくこのまま静止しているものもあります。さあ,いよいよこれから外で生きていくんだという決意が伝わってきそう。 

 

動いている瞬間を切りとったシーンです。産声でも上げているような。 

 

からだをぐーっと持ち上げているところです。幼虫ことばがなにか聞こえてきそうな。 

 

頭部の様子がはっきり確認できます。側単眼も顎も。

 

隣りにきょうだいがいます。「早く出ておいで」。まるで声を掛けているような。

 

 

葉面に着地しました。この場面では,ふつうはさっさと出てしまいます。

 

生まれるとはすごい事実! ギフチョウの孵化観察では,ひとこと,その思いで被写体と向き合えます。