年の瀬にこんな写真...チョッと躊躇しましたが、
この一年、明日で終わりますが いろいろと...想定できないほど災害に、驚きと・忌まわしさに心痛んだことは確かです。
突然の自然現象の脅威には”対処する術は”マズ無い。
あえて言えば、”地域の繫がりと、日頃の防災意識と、素早い情報把握と”
でも、重要なのは自分自身がその局面で平静な気持ちでいられるかどうかが....「ポイント」
ここからは...上手く言葉が続けられませんが、
ただ自分としては...あの時(3.11)カメラのファインダー越しに...キッチリと”街の消える状況を撮りました。
たぶん頭の中では、こんな出来事って...此の世でありえないって!思いつつ撮り続けたと思います。
でも途中...止めました!
もしかするとこの様子じゃ逃げ遅れた人は「たぶん死んだナ」と思ったから...
こんな事ってありえないし恐怖だし慄きました。...たぶんファインダーを通しての自分だったので
少しは冷静でいられたと思う、
とにかく気を取り直した自分は、”この様子を誰かに伝えないと...私の周りにいる生き残ったみんなも食べるものも無い状況でしたので...みんな餓死して死んでしまうじゃないかと...本気で思いました。
2日後だったかよく覚えていませんが、いろんな取材があり、TV局の方に ”助けてください”...と、
私たちの町が”消えて無くなる”様子を写した”メディア”を提供したことが..私のできる...出来るかぎりの表現だった思う...まあ、いろんなことが脳裏を刺激し思いは尽きない年末の暮れです。
南三陸 志津川汐見町