
例えば....の≪あ ら す じ≫
昔々の話です、八幡川河口の傍らにある南三陸に、親孝行の秀(アキ)という男が住んでいた。秀は町の市場で酒を売れば”儲かると”将来の夢をしっかりと見据えた行動に出たのでした。
酒売りは順調に進んだが、毎日秀の店に買いに来る客の中に、いくら飲んでも顔色が変わらず、酒に酔う様子がない者がいた。不思議に思った秀が名前を尋ねると、自分は猩々(しょうじょう)と言う海中に住む者だと答えて立ち去る。
そこで秀は美しい月夜の晩、八幡川の川辺で酒を用意し猩々を待っていると水中の波間より猩々が現れる。
共に酒を飲み交わし、鯛やひらめの様な舞踊り(舞に舞う)...浦島太郎の竜宮城に魅せられた感んじ。
やがて猩々は秀の”奥深い心の優しさを”褒め、泉のように尽きる事のない酒壷を与えて帰っていったのでした。

猩々(しょうじょう)とは、
古典書物に記された、中国の伝説上の動物。人の言葉を理解し酒を好み、日本では赤ら顔に赤色の毛で表し中国では黄色の毛の生き物と伝わります。

「猩々」は”能の五番目物”で特に有名です。真っ赤な能装束で飾った猩々が、酒に浮かれながら舞い謡う。さらにそこから転じて、大酒家や赤色のものを指すこともあるそうです。

紅葉の時期の世界遺産・中尊寺へとやって来ましたが、今年はまだまだでした、
この状況だと1週間以降かな...残念でした。
でも、この日の11月3日の中尊寺のイベントには......、
国の重要文化財・能楽殿での「能」を鑑賞する偶然の機会に恵まれ感動するしかありませんでした。

またこの日は、私たち宮城・東北の地のみんなが誇る・楽天イーグルスが完全優勝できたことは
”勇気と希望と明日に”繋ぐ喜びに大いに感激でした、当然家族が一つになり美酒に酔いしれました。
いつだっけかは、忘れましたが、”楽天イーグルス・島基弘選手”のメッセージが印象に残っています
東北の皆さん、絶対に乗り越えましょうこの時を。
絶対に勝ち抜きましょうこの時を。
今この時を乗り越えた先には、もっと強い自分と未来が待っているはずです。
「絶対に見せましょう、東北の底力を。」

まあ、”喜びと感激と感動は”、前に進もうとする全ての人に与えられた励ましです。
前説の猩々(しょうじょう)さんと秀さんの交わり合いで知れたことですが、
酒を飲み交わしつつ親交を深めるのは大切なことですよね。
ただし、飲み過ぎて赤から青に変わらないようには気を付けている自分ですが、

岩手県平泉 中尊寺(寒桜)