へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

広之お兄ちゃんがきた

2006-08-12 22:57:36 | へちま細太郎
こんばんは、へちま細太郎です。

京都二日目のよしみね(善峰)寺とじゅうりん(十輪)寺のあと、いったん京都駅にもどりました。
暑くて、おなかぺこぺこ。そこで、駅の地下…ポルタに行ってラーメンを食べました。
そのおいしかったこと。おとうさんも藤川先生も、むちゅうになって食べていました。
「暑くて疲れてるから、うまえな」
藤川先生は、お茶を何度もおかわりして、ほっとため息をつきました。その時、おとうさんの携帯がなりました。
「お、着いたか。どこにいるんだ?」
電話の相手は、広之お兄ちゃんでした。
なんの用事だろう。
ぼくたちは、ポルタのお店の中をぬけて、地下鉄やJRのある通路に行きました。
すると、かんこう案内所のところに、広之お兄ちゃんが立っていました。
「来たか来たか」
「来たかじゃねえ。こんな遠くまで呼び出すなバカやろう」
と、いきなりおこってます
「そういうな、俺たちのいない間の細太郎の面倒をみられるのは、おまえしかいないだろ」
と、藤川先生はぼくの頭をぽかりとたたきました。
「ぼく、一人でも平気だよ」
「一人にしておくわけにはいかないだろう」
おとうさんは頭をなでました。

ぼく、もう4年生なんだけど…
コメント
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