へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

いなかのお盆

2006-08-16 23:36:42 | へちま細太郎
こんばんは、へちま細太郎です。

京都から帰ってきた次の日、藤川先生がぶつぶつ文句を言いながらやっと自分のうちに帰りました。
親せき中が…ではなく一族中が集まっての、大ほうよう(法要)会が行われるみたいです。藤川先生は“本家のお坊ちゃん”らしいので、おじいちゃんとおとうさんと一緒にしきらないといけないそうです。
ぼくのうちは、おじいちゃんとおばあちゃんのうちのそれぞれのお墓参りをします。剛お兄ちゃんが仕事で帰ってこられないので、おとうさんの運転で出かけました。
おじいちゃんの実家はとてつもないいなかにあります。ご先祖様からのお墓が山の中にあって、ぼくには誰が誰のお墓かわかりません。でも、おじいちゃんや、おじいちゃんのお兄さん…大おじさんたちにはわかるみたいです。
夕方にみんなして出かけて、さといものの大きな葉っぱに、細かくきざんだ野菜なんかをのっけてお墓においてきます。ちょうちんもぶら下げてきます。
みんなでおまいりすると、ご先祖さまは一しょに帰ってくるそうです。ということは、そこいら中にお化けがいるっていうことだよね~\(゜□゜)/。
ちょっと、こわいので、つづく

関係ないけど、男の人たちは夜になるとおさけをのみはじめて、次から次へとお客さんも来たりして、夜中までおおさわぎをしていました。

これじゃあ、お化けもあきれているね
おばあちゃんたちは、おこっていたけど…
コメント
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