ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

太陽を背に受けて

2008年03月09日 | Weblog
ワゴンセールで売ってたジョンデンバー買っちまった。

子供たちも 「カントリーロード知ってる」
でもジョンデンバーは知らねぇんだよな。

sunshine on my shoulders 何のコマーシャルだったかなぁ
誰か覚えてねぇ?
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いただき物

2008年03月03日 | Weblog
桃の節句の頃になると毎年関東の花農家から桃の花が届く。
今年は桃のほかに黄梅、桜、アルストロメリア、菜の花まで届いた。
こちらの節句は4月なので持たせなきゃね。

雪の降らない地方には、ハウスの花と、花木、夏菊などの複合品目を出荷する花農家が多い。
秋と春にユリを作って、真冬には栽培期間の短いフリージアなどを作る。
夏は季節を追った菊や草花を出荷して、春には桃や桜、柳などの花木類を出荷する。
たいてい夫婦二人の経営だが、それで子供三人大学まで出したなんて話を聞くと、考えちゃいます。
温暖てのは花農家にとってはすごい好条件だなとつくづく思うのです。

ただ、たいてい子供はサラリーマンになります。

よくウルイの根元をいただきます。
出荷のために根元を切りそろえるのでどうしても無駄が出るのですが、ここが一番うまいのです。
ウルイのよさはショキショキとした「歯応え」。
この部分も商品化したらと思うのですが。
でも、いただけるのでご馳走様です。

株菜(野沢菜)漬けも株に近い根元の部分にうまみが凝縮していてうまいし、ほうれん草も根元が甘い。

ウルイをいただく農家は「山うど」も作っています。
きびしい冬もがんばっています。

条件のいいところでは後継者が育たなくて、きびしいところでは若者もがんばっている。
日本の農業って?
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がまの湯温泉

2008年01月25日 | Weblog
飯豊町のお宿は「がまの湯温泉」。
会場も宿の中でした。

3時間の時間をいただいての講演会だったがそんなに持つわけがない。
用意していった写真を写しながら、質疑を含め何とか2時間しゃべりまくった。
「これにて勘弁してください」と締めくくった。

懇親会でもやっぱり栽培についての質問が多かったが話が進むにつれて経営の話に変わっていく。
作目は違っても悩みは似たようなものだ。
「息子に後を継いでもらいたいと思いますか?」と質問された。

希望を与えるような答えをしなきゃいけない場面であることは自覚していましたのでご心配なく。
過分な接待をしていただきました。
ご馳走様でした。

泉源から5キロの距離、パイプを引いて町の中心部に宿を開いた。
宿泊施設も冠婚葬祭の会場もこれひとつ。
日帰りの温泉センターでもあるので結構な賑わいでした。

湯は茶色いにごり湯で、熱い。
露天風呂はちょうどいい湯加減で景色に風情がある。
話しつかれた後なのでひたすらゆっくり浸かった。

竹垣越しに女衆の話を聞く。
中身まで聞き取れるわけではないが、勝気な女たちの声をボーっと聴き流しているのは男にとっては最高の癒しだ。

朝食の会場におばちゃんたち( あ を入れてもいい)の一団がいた。

夕べの竹垣越しの女衆は彼女らではなかったと信じたい。

朝風呂に入って気づいた。
坐骨神経痛から来る慢性のふくらはぎの張りも痛みもまったくない。
足がつって夜中に眼が覚めるほどの張りがうそのように消えていた。
がまの湯の伝説は本当のようだ。

ガマのような腹の肉はどうにも解決していなかったが。
                     つづく
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小正月

2008年01月15日 | Weblog
2日間で40センチほどの新雪が積もった。
今朝から、昨日と打って変わってピーカン。

毎日1項目づつ手をつける確定申告。
昨日は通帳類からの拾い出し。
今日は償却資産税の計算と資産台帳の作成。
大きな投資をしたのでガクッと増えましたね。

小正月とは名ばかりで、子供は学校、奥方もお勤め。
昔は鳥追いは14日、塞の神は小正月の15日。
16日は薮入りで地獄の釜も休む日。
昔からの風習は、「現代」の都合でどんどん変わっていく。

ただ、人類が誕生する以前からの行事や風習は一つも無いはず。
みんなその時代時代の人が積み重ねてきたものだ。
余裕のない時代には柔軟に対処して行ったとしても楽しいことも沢山あるのだ。

近隣のブロガーはいっせいに鳥追いやドンド焼きの記事を書いている。
結構同じようにやってるもんですね。
どこでも楽しそうにやってます。日にちが変わったことなど関係ないようでした。

「いっち憎い鳥はドウとサンギと小雀 」
うちの婆さんも子供の頃はこう歌ったそうです。

憎いドウ(朱鷺)は佐渡まで追われたとは皮肉な歌みたいでした。
今年は朱鷺が野に放たれるそうだが、無事に繁殖してくれればいいが。
最後の佐渡の朱鷺「キン」が死んでから何年経つだろうか。

「もともと朱鷺は海を越えて大陸と行き来していた鳥。国境は後から人間が勝手に引いたものだ。」
中国から借り受けた朱鷺の繁殖に成功したときの「佐渡朱鷺保護センター所長」の言葉が思い出される。

山も雪もお天道様も昔とあまり変わっていない様にきれいな日でした。




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たけしまゆり

2008年01月10日 | Weblog
去年の4月22日
奥信濃の花屋さんのブログhttp://nashimoto.exblog.jp/5550879/
に竹島ユリの記事が載った。
竹島ユリを見たのは30年近くも前のこと。
旧中里村の畑の隅にぽつんと咲いていた。
黄色い姫ユリのような花。聞けば竹島ユリという。昔は我家でも作っていたそうな。
後にも先にも竹島ユリとの出会いはこれ一回きりだが、そのときの衝撃は今も鮮明に憶えている。
当時、姫ユリは我家でも作っていたので黄姫ユリも知っていたが、竹島ユリは葉が段々に付いておらず車状に付いている。
「これもユリか?」「不思議なユリがあるもんだな」と
そのときのイメージが今も離れない。
大げさかもしれないが、まるでエドガーポーツネルに会ってしまったジョンオービーのような気分なのだ。
きっと飯山では今年も咲くだろう。
会いに行きたいような、会うのが怖いような。
自分の中の幻のままでいてくれたほうが良かったような。

マルタゴンゆり

マルタゴンとの出会いは「丸太でゴンと殴られた」ように強烈だった。
10年に一度のサイクルで開催されるオランダ花博「フロリアード」
1982年。24歳だった。
スポットの無い透かしユリ「コネチカットキング」が始めて輸入された年だ。
オリエンタルユリはまだ「内田鹿の子ユリ」が主流の時代。
上向きの鹿の子ユリが発表されたとの情報を元に「フロリアード」に行って見ようとの話が盛り上がった。
旅費が50万円。ほかに小遣いが10万円程度。大変な金額だった。
仲間と共同で農協から借金して、決死の覚悟でオランダに向かった。
南回りで香港、シンガポール、バーレーンを経由した。
22時間かかって最初に降り立ったのはロンドンだった。
雨の中のウィズレー植物園。
樹の下草のように赤いユリが咲いていた。
葉が車状に付いている。「こんなユリは日本には無いな」 と思いながらも 「竹島ユリ」 を思い出した。
当時の赤透かしゆりは、濃いオレンジの赤かエンジの薄くなった赤で、少しくすんだ色が多かった。
濃いピンクの赤はとても鮮明で「こんな赤が欲しいな」と思わせる明るい赤だった。
最近調べてみると、ヨーロッパではやはり林の中にあるユリのようだ。
http://www.geocities.jp/bourgognissimo/Fleurs/2_ete/FR-3E_02.htm

くるまゆり

この写真の日付は昭和60年7月15日とある。1985年だ。
20代はよく山登りをした。
銀山の山に登ったとき、登山道の脇に姫ユリが咲いているのを見つけた。
近寄ってみると、葉が車状に付いている。姫ユリじゃない。
野生のユリ。「車ユリ」
あれから20数年。まだ咲いているだろうか?

古い写真を見始めた。いいスキャナーが欲しくなった。
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はぼたん

2008年01月08日 | Weblog
子供たちの新学期が始まって日常が帰ってきた。
通常でないのは今の気温だろう。
降り続く雨がもし雪なら毎日相当の積雪なのだろうが温暖化のせいか、雨なのだ。

組合事業の打ち合わせなどに飛び回りながらも、帳簿類の整理もそこそこはかどって、収入面の経理は終わった。
10日までに源泉徴収税の払い込み。月末までに償却資産税の申告など、締め切りのあるものも結構あるのだ。

昨日から球根冷蔵温度は雪の下の温度設定になった。
昨日のデータでは組合冷蔵庫に前年の63%増しの箱数が収納された。
つまり、豊作でしかも球根が、大きいのだ。
我家の球根も栽培密度を割り当てて来年の栽培に必要な畑や畝の長さ、段ボール箱の数までシュミレーションができた。

雪が降らないと、、、暇なのだ。

サンダーソニアはまだ発芽してこない。

掘ってみると小さな芽が3mmほど。
芽より期待のほうがはるかに大きく膨らんでいる。

葉牡丹のようにどっしりと構えて経営を考えるいい時期なのだ。
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なんてん

2007年12月30日 | Weblog
朝まで土砂降りの雨。
この雨量がみんな雪だったらきっと1メートルは積もっただろうに。
畑の雪もほぼ消えた。
でも今日から雪になるそうだからスキー場も正月は営業できるだろう。

寝込んでいる暇もなく後片付けを終わらせて、今日からは言いつけられた買い物をする役目だ。

「難を転じて福となす」
南天を締めこんだ松飾もつけた。
南天は笹などと同じで抗菌力のある植物。
赤飯の熨斗紙に南天が絵書かれているのは、昔南天の葉を入れたことのなごりだ。
ノロウイルスも防げたかも?

遅れていたクリスマスプレゼントが届いた。
「響の森コンサート」のCDプレゼントが当たった。
9月にあった「ノルウエーソリスト合唱団」のCD。
              
年末に賛美歌はちょっと気分でないが、欲しかったものなので良かった。

この勢いで年末ジャンボも。
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雪の花

2007年11月19日 | Weblog
宵の口に降った雪だけで夜中は降らなかったようで、せいぜい10cmほどの積雪だった。
しかも坂を下りれば道路には雪が無い。
やっぱりこの村は下界とは違う。

            

              
棟上に拾った角餅をそのままストーブでチーズ餅にしながら切花の出荷。
ハウスのビビアナを1200本ほど出荷した。
今日がピークだろう。
あと2回も切れば今年の出荷がすべて終わる。
昨日必死で雪対策をしたせいか、今日は穏やかな気持ちで過ごせた。
雪降り前はすごくイラつくのに降ってしまうと穏やかな気持ちになるのはなぜだろう?
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いぬたで

2007年11月17日 | Weblog
今朝の気温はマイナス1.2度
今年初めて、霜が降りた。
朝霧が晴れて畑が見え出すと、まるで初雪が降ったように一面真っ白で、花も草も凍り付いているようだった。

今日はこの秋一番と思えるような青空の一日だったが、この天気は冬型の前ぶれで、明日とあさっては雪マークが出てしまった。
乾いた風が色づいた葉を散らして地面を乾かす。「地乾き」だ。

シルバーさんを動員して一気に球根堀を終わらせた。
200箱ほどあった。暗くなるまでかかったが何とか掘り上げてくれた。
ご苦労さん。
               

みんなの働きをよそに今日は近所の法人農家の上棟式に呼ばれた。
地震で傷んでいた家に我慢して住んでいたがついに巨大な豪邸を完成させた。
最近はめったに見られなくなった「もち撒き」も行われた。

棟梁による棟上の儀式はしっかり見させてもらったが、もち拾いに夢中になってもちまきを撮影し損ねた。
しっかりと角餅の大きいのをキャッチできたので来年はもっといい事があるかもしれない。
100歳の老人もしっかりと餅拾いに参加していた。
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権現堂

2007年11月11日 | Weblog
今日は地元市議さんの後援会コンペ。
念力で雨を晴らしたのですが午後は少し降られました。
風がまったく無く5番の池に権現堂が逆さに移ってとても幻想的でした。

市で一番偉い人と一緒の組だったので、緊張してそこそこのスコアでしたが、ハンデに恵まれて6年ぶりに優勝できました。

ほかの賞も3つ取ったものですから久しぶりに「商品泥棒」復活でした。
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