ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

やくしそう

2008年05月27日 | 観察
村の薬師様の立替工事が始まった。
わずか9尺のキューブ、4畳半ほどの小さなお堂だが子供の頃は天井裏に上ってかくれんぼをしたことがある。

冬の写真しかなくて変だが、天井裏はすべて曲がった雑木を縄で縛って作ってあって珍しいのだがとくべつに文化財的価値がある訳ではない、でも何か昔の造りの物が無くなるのは寂しい気がする。

ずいぶん昔だが、萱葺きにトタンをかぶせたころから急速に腐りが始まって、いつ崩れるか判らない状態になっていたところに中越地震が重なって、霧除けなどは柄が外れてお参りに行くときは頭上を確認するほど危なかったのだ。

さすがに震災復興基金、避難所に利用できるほどの立派な基礎ができている。

本尊様の裏に御輿見たいなものが有ったのを憶えている。
葬式のときに御棺を乗せて担いだものだそうだが、小さいときの記憶にわずかに残っている。
葬式の列の先頭で我々子供が旗を持ってその後を棺おけに御輿見たいなものをかぶせて担いだ行列が墓場に向かった。
後でごほうびに果物をもらった記憶がある。

我家に残っている古い葬式の写真にはもう御輿は無い。
リヤカーが登場してからはもうかつがなくなったのだろうか?
稲穂が写っているところを見ると5年生のときのばあちゃんの葬式だろう。
多分1963年のお盆ころだ。

写真と記憶がチグハグだ。

薬師様の内部も撮影しておけばよかったなと後悔している。
この頃ちょっと忙しすぎた。
花暦もどんどん進んでいく。
コメント
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