ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

小正月

2008年01月15日 | Weblog
2日間で40センチほどの新雪が積もった。
今朝から、昨日と打って変わってピーカン。

毎日1項目づつ手をつける確定申告。
昨日は通帳類からの拾い出し。
今日は償却資産税の計算と資産台帳の作成。
大きな投資をしたのでガクッと増えましたね。

小正月とは名ばかりで、子供は学校、奥方もお勤め。
昔は鳥追いは14日、塞の神は小正月の15日。
16日は薮入りで地獄の釜も休む日。
昔からの風習は、「現代」の都合でどんどん変わっていく。

ただ、人類が誕生する以前からの行事や風習は一つも無いはず。
みんなその時代時代の人が積み重ねてきたものだ。
余裕のない時代には柔軟に対処して行ったとしても楽しいことも沢山あるのだ。

近隣のブロガーはいっせいに鳥追いやドンド焼きの記事を書いている。
結構同じようにやってるもんですね。
どこでも楽しそうにやってます。日にちが変わったことなど関係ないようでした。

「いっち憎い鳥はドウとサンギと小雀 」
うちの婆さんも子供の頃はこう歌ったそうです。

憎いドウ(朱鷺)は佐渡まで追われたとは皮肉な歌みたいでした。
今年は朱鷺が野に放たれるそうだが、無事に繁殖してくれればいいが。
最後の佐渡の朱鷺「キン」が死んでから何年経つだろうか。

「もともと朱鷺は海を越えて大陸と行き来していた鳥。国境は後から人間が勝手に引いたものだ。」
中国から借り受けた朱鷺の繁殖に成功したときの「佐渡朱鷺保護センター所長」の言葉が思い出される。

山も雪もお天道様も昔とあまり変わっていない様にきれいな日でした。




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4 コメント

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きれいな写真に、感激です (三郎次)
2008-01-15 23:59:07
はじめまして、三郎次と申します。

どんなきっかけで、こちらを訪ねるようになったか、もう憶えていませんが、かねて聞いていた百合栽培のすごさに驚嘆しながら、折々に拝見していました。

写真がきれいですね。拝借したい気持ちもあるのですが、ここまで素敵ですと、なかなかお願いもできなくなっていました。

それでも先日、1/12の記事・写真を勝手にリンクに引いてしまいました。ご勘弁下さい。

「鳥追い」の歌は、各地の変化があることを承知していたので、こちらでも謡われたのは、私の記憶(野田)と、とても近いことに嬉しくなりました。
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りっぱな氷柱ですね。 (みかんちゃん)
2008-01-16 09:27:40
やっぱり、そちらは、平地の倍ぐらい降るのですね。
かなっくぎも長くて、りっぱです。
その分、雪が降ると大変ですね。
申告も頭が痛いことですね。
旦那も毎年、苦労しているようです。
鳥追いの意味少し分かった気がします。
今の子供たちは、情報社会の中で、生きているから、
何でするのか、しないといけないのかを伝えて行くのが地域の大人、父やじいちゃんの役割かと思います。
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三郎次様へ (ヒカラビの父)
2008-01-16 13:53:12
ようこそ、三郎次さん。
コメントいただきまして、感激です。
半年ほど前にスベルベさんから入りまして、少しずつ歴史文献を読ませていただいております。
地震後の復旧のことやコシヒカリに対する思い、尊敬しつつ拝見しております。
写真はいつでもお使いください。紹介されるととてもうれしく思います。
花も米も同じ大地と自然の恵みです。
今後ともよろしくお願いします。
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みかんちゃんへ (ヒカラビの父)
2008-01-16 13:59:22
かなっくぎ?
こちらでは「かねっこり」と言います。
近くなのに違うもんですね。

ただ楽しい行事の中でも。訳知りな大人が「これこれこう言う意味があって」なんて講釈をして、こどもたちが「へ~そうか」なんてのを積み重ねて育てば、伝統も続いていくのかな、なんて思います。
勉強して講釈おやじになりましょう。
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