王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

A・ジョリーさん 乳房手術!!

2013-05-16 08:29:03 | 海外
A・ジョリーさん乳房手術 3カ月かけ切除・再建 がん確率87%→5%(産経新聞) - goo ニュース

米国の女優アンジェリーナ・ジョリーさん(37)が乳がん予防のために乳房を切除したと当初報道されていました。
しかも乳がんに罹患したのが判ったからでなく遺伝子検査でそのリスクが高いので「乳がん」でないのに手術したそうですから驚きました。

追っての情報で「乳房の切除」でなく「乳腺を削除」してその後、術後の乳房再建手術をしたと報じられました。
浜爺は男ですが再建手術をするにしてもそのような選択をしたA・ジョリーさんの決断に驚くばかりです。
夫なのか同棲相手なのかパートナーのブラッド・ピットも彼女の決断を指示したとか。
この二人は自分たちの子供の他に大勢肌色の違う子供を養子にして連れて歩いています。
これは金が有ってもなかなかできない事で本当にえらいもんだと思います。
彼女の予後が良好な事を祈念いたします。


写真:A・ジョリー

産経新聞:
■日本では報告例なし

 日本人女性の16人に1人が罹患(りかん)している乳がん。米女優のアンジェリーナ・ジョリーさん(37)が、その予防のため、両乳房を切除したと公表し、話題を呼んでいる。がんになる可能性が高い遺伝子変異が見つかったためというが、こうした医療はどこまで進んでいるのだろうか。

 14日付のニューヨーク・タイムズ紙に掲載されたジョリーさんの寄稿文「私の医学的選択」によると、母親のミシェリーヌ・ベルトランさんが約10年間がんと闘い、56歳の若さで亡くなっていることから、幼い子供たちの将来を案じ検査を実施。その結果、がん抑制遺伝子の一つ「BRCA1」に変異があり、乳がんにかかる確率が87%、卵巣がんは50%と指摘された。

 「できるかぎり乳がんになるリスクを減らすため手術を受けることを決断した」とジョリーさん。2月上旬から約3カ月にわたり、乳頭を残しつつ乳腺を切除する手術や乳房再建手術を受けた結果、乳がんになる確率は5%以下まで低下した。

 ジョリーさんは難民救済活動などに取り組む「行動する女優」として知られており、手術を公表した理由については「いろいろな治療の選択肢があることを他の女性にも知ってもらいたい。私の経験が役に立てばと思った」と記している。

 乳がんに遺伝的要因があることは、これまでの研究ですでに明らかになっている。がん研究会有明病院(東京)遺伝子診療部の新井正美部長によると、欧米では乳がん患者の7~10%が遺伝によるものとされ、母親が乳がんの場合、通常の2倍の発症率という。

 米国では、遺伝子検査は約3千ドル(約30万円)ほどかかるが、予防的手術と合わせ、徐々に一般的な医療として行われるようになっており、遺伝子変異が見つかった人の約半数が何らかの予防的治療を実施している。

 しかし、日本での実施例は限られている。同病院では平成23年秋以降、臨床試験として予防のための卵巣と卵管の切除手術を約10例実施。保険は適用されず、手術には約100万円の費用がかかるという。乳房切除は国内で報告例がなく、同病院では、近く院内の倫理委員会に申請、承認されれば実施する予定だ。

 新井部長は「今回は、遺伝的要因による乳がんに、リスク低減手術があることを多くの方に認識してもらういい機会になったのではないか」と話している。
(引用終わり)

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