29日ここをクリック⇒衆院特別委理事懇談会 が行われた報道には公明党は自民党案に賛成(の見通し)と観測付きでした。 それが30日になり、公明党内で自民党案に(事実上変更無しで)賛成することに異論が出た様です。そして31日、自民党は公明党の主張を受け入れ、パーティー券購入者の公開基準額を「20万円超」から「5万円超」と強化すると修正案を提示し公明党山口党首と党首会談を開き合意書に調印したとの急変ぶりです。
この話を聞いたとき、昔「どこまでもついてゆきます 下駄の雪 那津男」とざれ句に党首の下の名前を入れた投書が有ったのを思い出しました。
ひょっとしてこのブログにでも昔触れたかと思い探しましたが、自分では書いていませんでした。ひょっとして誰かが書いたかとググったらありました。
2014年 3月 小泉政権下で「もんじゅ」運転延長に付き自公の協力ぶりを揶揄した当初でした。
今回も維新の会が日本維新の会の要求を受け、10年後に領収書を公開することなどで合意しています。
しかし、野党と議員以外の在野の諸賢は「連座制」「キャッシュのIC化」などに取り組み不十分と指摘しています。
公明党も「結果的に連立崩壊の危機を犯して抜本的改正」に賛成に回れば、別の展望が開けたかもしれません? 党内にも「現実直視(閣僚一人を閣内に送り込めるうま味を知っている)派が居る」のでしょうかね!
岸田首相も「党内麻生氏・茂木氏とは政治的分断となった」と今朝のTVニュースで政治記者が語っていました。
来るべき衆院選と自民党党首選挙で最後に笑う人は誰ですかね?
国民が置いてけぼり状態なのは間違いありません。
写真:公明党 山口那津男党首(ネットから)
夕刊フジ;
自民党派閥の裏金事件を受けた政治資金規正法改正をめぐり、岸田文雄首相(自民総裁)は5月31日、公明党の山口那津男代表、日本維新の会の馬場伸幸代表とそれぞれ党首会談を開き、自民党案の再修正で合意した。会期内の法案成立へ前進したが、焦点の「外国人のパーティー券購入禁止」に踏み込まないなど、抜本改革には程遠い。岸田首相の党内議論を飛び越えた独断には不満も噴出している。
「今国会で政治資金規正法改正を実現するのが国民への約束だ。自民党として、思い切った、踏み込んだ案を提示する決断をした」
岸田首相は合意後、官邸で記者団にこう強調した。
修正案では、公明党の主張を受け入れ、パーティー券購入者の公開基準額を「20万円超」から「5万円超」と強化する。使途がブラックボックスとの批判もある「政策活動費」についても、日本維新の会の要求を受け、10年後に領収書を公開することなどで合意した。
ただ、党内外の評価は、「自己保身が念頭の妥協」(自民党中堅)、「ゼロ回答の現状維持」(野党幹部)などと厳しい。
さらに、外国勢力による日本政治への介入や浸透を防ぐ「外国人のパーティー券購入禁止」については、「購入規制を検討」から進まなかった。日本を取り巻く安全保障環境が悪化するなか、危機感の欠如は深刻だ。
自民党ベテラン議員は「岸田首相は『改革の体裁』ばかりにこだわった。『外国人のパーティー券購入禁止』に踏み込まなかったのが象徴的だ。政治にお金がかかるのは事実だ。国民は『何にいくらかかり、本当に必要なのか。どう透明化するのか』という点に注目しているのに、岸田首相は党内議論を主導しなかった」と語る。
自民党の姿勢をどう見るのか。
政治評論家の有馬晴海氏は「岸田首相は改正失敗なら退陣不可避だったので、公明党と日本維新の会にすり寄った。自民党の修正案は『検討する』の注釈だらけ。子供だましで、裏金化を防げるのかも疑問だ。野党も、連座制強化や徹底した透明化などを焦点化できなった。国民は選挙で、与野党への〝審判〟を示すべきだ」と指摘した。
(引用終わり)