王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

栂池のスキー場 死亡学生2名に

2008-02-05 09:28:09 | 社会
禁止表示2度越える 死亡学生2人に 栂池雪崩(朝日新聞) - goo ニュース

今になると3日午後四時頃の話しですが栂池高原スキー場で雪崩事故がありました。
愛知の大学校の学生7名と引率の教師2名が雪崩に襲われ学生2名が重体となっていましたが4日午前と午後に二人ともお亡くなりになりました。

謹んでご冥福をお祈りします。      合掌
さて4日夜引率の講師の会見の映像を見た。
「指導者としてあるまじき行為により大事な命を失い申し訳ない」と立派な挨拶をしていたが「指導者としあるまじき行為」とは一体なんであったのか?

記事の拾い読みと記者会見の応答を繋ぎ合わせると:
雪崩の危険があるのでスキー場は「初心者コース」を立ち入り禁止にしたらしい。
この講師(ら?)は「コースに進入禁止」の放送を聞いていたと答えていたし、午前中にも「進入禁止の(立派な)ネットを跨いでコースに入り一度滑った」そうである。

そして2度目の違反行為で悲惨な結果を招いた。
経過を見る限り「やってはいけない行為を1度ならず2度も行い、その結果予測された範囲で最悪の結果を招いた」

この引率者の肩書き「臨時講師」が何に対してついていたのであろうか?
爺は考える:
何かの学問に対して臨時講師の立場にある。たまたまスキーが出来るので引率者に選ばれた。一寸無理か??

大学の単位取得の為の「スキー教室」で、その為季節毎に外部の人間でスキーの上級者をアルバイトとして雇った。
従って「個人のスキー技術」は優れていたとしても「スキーの初心者教育」に対するこころ構えに欠陥があったのかもしれない。

いずれの場合にしても大学当局の見識が問われる問題と思ったが「記者会見」には引率の講師1名と左右に同僚と見られる関係者がいただけに見えた。
事故当日ならともかく発生後丸1日以上たっているのであるから大学の責任者が不在と言うのも何故か解せない。

学生さんの一人は母一人子一人で母上は「親より先に死んで欲しくなかった」とか。
本当にそうだよ。
そんな事考えていたら広島のスキー場で不明になっていたスノウボーダー7名が生きて見つかったらしい。

明暗の差はなんであろうか?

朝日新聞:
長野県小谷(おたり)村の「栂池(つがいけ)高原スキー場」の初級者向け「林間コース」で起きた雪崩事故で4日夜、重体だった愛知大学(本部・愛知県豊橋市)の2年生、大竹麻友さん(20)=同県知立市堀切=が収容先の長野県松本市の病院で死亡した。同大2年の大木亜紀さん(20)=豊橋市向山町=と合わせ、遭難の犠牲者は2人になった。大学のスキー実習で引率した同大講師らは記者会見し、2度にわたって林間コースの通行禁止の表示を越えたことを明らかにした。

 長野県警大町署は、亡くなった2人を含む同行の学生7人が初心者ばかりだったため、引率者が林間コースにこだわった可能性があるとみて、業務上過失致死傷容疑での本格的な捜査を視野に、関係者からの事情聴取をさらに進めている。
(引用終わり)

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