王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

スノボ遭難 全員生還

2008-02-06 07:08:14 | 社会
雪が多い方に行き迷う スノボ遭難の7人、謝罪(共同通信) - goo ニュース

広島県恐羅漢山で遭難した7名のスノーボーダーが全員救出されました。
3日の午後から7人でコース外で滑り出し午後3時半頃には道に迷ったようです。
3日の夜と4日の夜と2晩も野宿ですよね。現地は夜間マイナス8度前後にも冷え込むそうです。多少の食料と暖房器具を持つ方が居たようですが大半は身一つのようでした。
爺は「気の毒ですが7名は凍死したな」と思っていました。

ところが世の中には強運な人が居るものですね。
初日3日の夜には「廃屋」を見つけて避難し4日は悪天候をそこで避け5日の朝下山を開始した所、9時半頃救出部隊と出合ったそうです。

「廃屋」とは元なんだったのでしょうね? 小学校跡? 林業か土木工事の飯場跡? 別の棟を探してーーなんて記事もあったから複数あった?
記事は一切語りませんが「廃屋さん 有難う!」ですね。

いい年こいた(30-40歳の間)男7人が、それもスキー場の臨時従業員2名います。朝夕はバイトで昼はスノボー遊びをする手合いですかね?、勝手な遊びで地元に迷惑掛けました。
恐らく消防団、警察、山岳会はては自衛隊まで4-50人ではすまなかったのではないでしょうか?
6日朝の捜索地域は「地元消防団の人が夏場遭難する人間はその地域に迷い込むので捜索する様に」と強く主張し、自衛隊の捜索隊が向かったそうです。
さすが地元の方の慧眼とそれを受け入れた捜索本部の判断に拍手。

放っておいたら間もなく携帯電話の通じる地域に出て、それが頼りで救出に向かったらば捜索ミスとか言われそうですものね。
とに角どこまでも強運な7名でした。
地元の診療所で簡単な検診をすませ重傷者は居ないとわかった様ですが、(大事を取って?)ヘリコプターで町の病院に運ばれたとか。
6日夕刻の記者会見では3名が出席し「雪を求めてコースーを外れた。山を甘く見た。」と反省の様子を見せていました。
「これだけ迷惑掛けてもうスノボーは止めるか」なーんて根性のある質問をする記者は居ませんでした。3日の捜索、全員無事救出の美談ですものね。
それでも関係の皆さんに一言といわれ「ご迷惑を掛けて済みません」と頭を下げていました。
救出の瞬間から家族や友人の喜びの場面を写していましたが総じて「良い年こいてこの様に皆さんに迷惑を掛けて申し訳ない」という様な雰囲気を感じませんでした。

それだけ生還の喜びが大きかった?のでしょうが爺には自己中の人が多いなーと思えた事件でした。
勿論爺だって全員遭難死より良かったと思っています。

追伸:廃屋は1970年に廃校になった旧広見小学校だそうです。

共同通信:
広島県の恐羅漢山でスノーボード中に遭難し、42時間ぶりに救助された7人が5日、搬送先の広島市内の3つの病院でそれぞれ記者会見し、「山頂から雪が多い方へ行くうちに迷った」と状況を説明した。7人は、それぞれ冒頭で謝罪。「山を甘く見ていた」などと反省の言葉を述べ、涙声で捜索への感謝を表した。コース外を滑ったことについては「危ないという認識はあったが、楽しさの方が上回ってしまった」と説明。(引用終わり)

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