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横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

フロイドさん葬儀、人種差別の解消求める米ヒューストン

2020-06-10 13:29:03 | 米国(トランプ)関連
9日(現地時間)テキサス州のニューストンでジョージ・フロイドさんの葬儀がありました。
同氏は25日ミネソタ州ミネアポリスで警察官に首を膝で9分近く抑えられ死亡し、その行為が「人種差別」と英語で「Black Lives Matter」と抗議の言葉で米国はもとよりフランスやイギリスでも「人種差別」に対する抗議運動が拡散しました。
そして6月1日にトランプ大統領は大統領府の警護に国軍の動員を口にして、現職の国防長官の反対を受けたほか、その挑発的な行動で広くリベラル派の米国人の反発と団結を刺激したようです。
この騒ぎについては、ここをクリック⇒先週末にもちょっと触れましたが、この結果トランプ大統領に対する支持率はスリーピィ(退屈な)ジョーと揶揄されていた民主党の大統領候補ジョー・バイデン氏が14ポイントも差をつけて有利になっているとか?!
このままでは、共和党の現職トランプ大統領の圧勝の筋書きは見えなくなりそうです。
新型コロナウイルス感染拡大以降、雇用も生産そして生活態度も変わらざるを得ない中で、なんでも起きそうですし、目くらましに局地戦争なんかおあつらえ向きに見えます。
あちこちニュースをシッカリ読んであおられないようにしないといけません。

写真:ヒューストンの葬儀に出席した娘さんか姪ごさん

BBCニュース:
米ミネソタ州ミネアポリスで警察官に拘束され死亡したアフリカ系米国人ジョージ・フロイドさんの葬儀が9日あり、人種にもとづく不公正をなくすよう求める熱のこもった訴えが続いた。
フロイドさんが長年暮らしたテキサス州ヒューストンのファウンテン・オブ・プレイズ教会で開かれた葬儀には、政治家や有名芸能人らを含め約500人が参列した。
人々は、「黒人として生まれたことが罪」などと述べ、フロイドさんの死を悼んだ。
葬儀の後、フロイドさんの棺は車列でヒューストン南部パーランドの墓地「ヒューストン・メモリアル・ガーデンズ」に運ばれ、母親の棺の隣に埋葬された。墓地までの最後の約1.5キロは、棺は馬車で移動した。
フロイドさんは先月25日、首を白人警官の膝で約9分間押さえつけられ死亡した。その様子は、近くにいた人が携帯電話で撮影していた。
現場にいた警官4人は免職となり、殺人罪や殺人ほう助罪などで訴追されている。
「法を変える必要がある」
葬儀では、フロイドさんの姪のブルック・ウィリアムズさんが、法律は黒人を不利にするようにつくられていると指摘。改められるべきだと訴えた。
「なぜ、この司法制度は腐敗し崩壊しているのでしょうか? 法は常にアフリカ系アメリカ人にとって機能しないように制定されてきました。こうした法は変える必要があります」
「ヘイトクライムはもうやめてください。ある人が『アメリカを再び偉大にする』と言いましたが、アメリカが偉大だったことなんてあったでしょうか?」
地元選出のアル・グリーン下院議員(民主党)は、「ジョージ・フロイドさんはかけがえのない存在だ。だから私たちはここに来た」、「彼の罪は黒人として生まれたことだった」と述べた。
長年、公民権活動に取り組んできたアル・シャープトン師は、「世界中で奴隷主の孫たちが、奴隷主の像を引きずり下ろしている」と説明。困難に見舞われたフロイドさんの人生について、「神は見捨てられた石を拾い、世界全体を変える運動の礎石とした」と述べた。
「お父さんは世界を変える」
11月の大統領選挙で民主党候補になるのが確実なジョー・バイデン前副大統領は、ビデオメッセージを寄せ、「ジョージ・フロイドさんに正義が訪れるとき、アメリカは人種間の公正さに向けて真に近づいていける」と述べた。
また、大統領選で対決するドナルド・トランプ大統領(共和党)について、先週末にフロイドさんに関する「軽蔑すべき」憶測を口にしたとして厳しく批判した。トランプ氏は5日、5月の雇用統計が改善していたと発表する際、フロイドさんが「見下ろしていて」「今日は素晴らしい日だと言っている」と述べた。
ただバイデン氏も最近、トランプ氏への投票をちょっとでも考えたアフリカ系米国人は「黒人じゃない」と発言。黒人が自らに投票することを当然視しているとして批判された。
バイデン氏は葬儀前日の8日、フロイドさんの遺族と面会。その後、CBSテレビで、「彼の小さな娘もいて、『お父さんは世界を変える』と言っていた。私も彼女の父親は世界を変えると思う」と述べた。
さらに、「ここで起きたことは本当に、アメリカ史における大きな転換点の1つだと思う。市民的自由、公民権、そしてただ尊厳を持って人に接することにおいて」と話した。
一方、ミネソタ州では9日、ティム・ウォルツ知事が州民に対し、フロイドさんが地面に押さえつけられていた時間と同じ8分46秒間の黙とうをしてフロイドさんの葬儀に敬意を表すよう呼びかけた。
フロイドさん暴行死事件の時系列
・5月25日――ミネソタ州ミネアポリスで白人警官に首を圧迫され、ジョージ・フロイドさん死亡
・5月26日――フロイドさんの死に対する抗議始まる
・5月27日――抗議が各地に広がる
・5月28日――トランプ氏、略奪者を「ごろつき」とツイート。「州兵を送り込む」、「略奪が始まれば、発砲が始まる」と書いた。ツイッター社は2つ目のツイートを「暴力賛美」として警告を表示した
・5月29日――デモ取材中のCNN記者とクルーが生中継中に逮捕される
・5月31日――6日目の抗議が各地で続く
・6月1日――トランプ氏、事態鎮圧に軍の投入も辞さないと演説。トランプ氏の写真撮影の前に、連邦公園警察などが抗議者を催涙ガスなどで排除
・6月2日――8日目の抗議続く。首都ワシントンの各地に州兵配備
・6月3日――関与した元警官4人を州司法当局が殺人罪などで起訴
・6月4日――ミネアポリスでフロイドさんの追悼式
・6月5日――ワシントン市長、ホワイトハウス近くの交差点を「Black Lives Matterプラザ」に命名
・6月8日――フロイドさんの地元ヒューストンで追悼式。民主党は警察改革法案を議会に提出
・6月9日――殺人罪で訴追された元警官が初出廷。保釈保証金は1億円超に設定(引用終わり)



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