京都観光のガイドブログです。定番の楽しみ方から特別拝観、さらには年に1度の御開帳まで。
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Amadeusの「京都のおすすめ」 ブログ版(観光)
2012 10/20の拝観報告1(黄梅院)と五右衛門のお札について

写真は、作仏庭。
この日は長男の幼児教室。
いつものように10:00に長男を送ると、お迎えの11:45までは自由!
ということで、再訪の”黄梅院”です。
既に本編の改訂版を掲載していますが、作夢軒が観れていなかったので、さらに改訂版に近日差し替えておきました。
ほぼ1年ぶりですが、やはりきれいですね。
最初に入る部屋は立礼席のお茶室だったのですね。
名前は”不識庵”・・・どこかで聞いたことがあるなと思ったのです。
家に帰って調べたら、分かりました!
人間の記憶ってスゴイですね。
非常に有名な方の法号でした。
不識庵○○・・・誰か分かりましたか(笑)。
さて前回の書院は工事の余韻が未だ残っていましたが、今回はスッキリしていました。
順路に沿って本堂、庫裏とまわります。
そして書院の裏側にある”作夢軒”です。
武野紹鴎が作った茶室なんですが、どうにも素人はダメですね。
武野紹鴎が作ったぐらいだから、どんな趣向が凝らしてあるのかなんて思っていると、極めてシンプルです。
茶道は無駄なものは削ぎ落とす・・・そのあたりがまだまだ分かっていなかったようです(笑)。
急遽!五右衛門のお札について
これを貼ったのは、今日のお昼です。
意味がそんなに分かりにくかったですか。
これは「石川五右衛門の命日を逆さに貼って、泥棒除けにする」京都古来の風習ですね。
目的はcopyright(著作権)について、遠まわしにアピールしたのです。
いや何かあったわけじゃないんですが、少しぐらい書いておこうかと。
しかし、「著作権は・・・」なんて書くのは、
・京都人として直接表現ははばかられる
・何より”無粋”
・読者は”はんなり”した京都モードで読みに来られているでしょうから、TDRのように現実に引き戻さない気遣い
・この古い”しきたり”を再認識する
・またこれで伝わらなくても、現実的にそんなに著作権で困ってはいない
・こういうところに数寄屋建築のように、作者のセンスがでる
と思ったからです。
実際もう少し通じるかなと思ったですが、分かりにくかったですかね。
それに実はこれ、新旧コラボなんです。
なにがコラボって、この風習自体は”古い”ものですが、これをココに貼る作業は、デジタル作業を駆使した”新しい”ものなんです。
訳が分かるか不明ですが、手順を書くと、
・power pointで”12月12日”と縦書きし、180度翻転させる
・これをJPEGに変換する
・さらにこれをPCのペイントで大きさを15%に縮小する(そのまま貼るとデカすぎなため)
・それをブログの画像に取り込む
・そしてそれをブログ本文の下書きに取り込み、プログラム言語に変換する(PCを強制終了して、再起動したときに出てくる<REDJN2366・・・>みたいなやつです)
・さらに今度はブログトップのテンプレート(これがプログラム言語の山! この表紙の舞台裏を見たらビビると思います)のしかるべきところに貼る
・最後に中央に来るように位置調整
しているのです。
結構メンドウです(笑)。
そんな実は”新旧コラボ”も、個人的には気に入っているのです。
これから恐らくずーっと貼ってありますので、御理解のほどよろしくお願い致します!
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桃さまの日程案2 10/29(月)

写真は、ホンモノの知足の蹲踞
桃さまからの御相談の概要は以下の通りです。
訪問期間:10/27(土)10:00~10/29(月)21:30 但し10/28は1日予定あり
宿泊先:蹴上周辺
拝観希望場所:東福寺、南禅寺 天授庵、僕からの提案で泉涌寺 舎利殿。
ベースは、1ヶ所をじっくりゆっくりと見たい。
また、10/28か10/29の朝に座禅を体験したい。
回答
座禅については僕自身も体験がないので、ココを参考にしてみてはいかがでしょうか。
無論、近いのは南禅寺でしょうね。
9:00頃、地下鉄東西線で蹴上駅(前から4つ目の扉)~烏丸御池駅で烏丸線に乗り換え~今出川駅→市バス59系統で烏丸今出川~竜安寺前→龍安寺 まずは方丈や鏡容池周辺、そして10:30から先着順の蔵六庵と知足の蹲踞 特別拝観→市バス59系統で竜安寺前~金閣寺前→金閣寺 方丈→市バス12系統で金閣寺前~大徳寺前→大徳寺 高桐院、龍源院、瑞峯院、大仙院、黄梅院、総見院、興臨院が拝観可能→市バス206系統で祇園→夕食→ここから高台寺、圓徳院など夜間拝観か→市バス206系統で東山安井→京都駅前→21:30に京都駅
講評
ご希望の場所がなくなったので、この日は特別拝観メインのぼくのおすすめです。
龍安寺の蔵六庵とホンモノの知足の蹲踞は、なかなか見る機会がないので入れてみました。
これも10/25~10/31の期間限定です。
先着順ですが、平日なのでなお余裕があるのではないでしょうか。
金閣寺も訪問されている可能性が高そうですが、方丈が特別拝観中です。
ここはそれほど興味がなければスルーでもいいと思います。
大徳寺は春や秋なら比較的たくさんの塔頭が拝観できます。
もちろんこれら以外に、
龍安寺→仁和寺→嵐電で嵐山(厭離庵の公開は未だ)。
という手もあります。
最後にこの日程だと市バスに計5回乗車しますので、市バス1日乗車券がお得です。
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大徳寺22 特別拝観12 養徳院

写真は、方丈前庭
通常は非公開の塔頭ですが、2012年の“千年の心得”で予約した「京菓匠 笹屋伊織 十代目女将の京菓子の話と茶道体験」にて内部に入りました。
表門を入ると正面に庫裏がありますが、右手に進みます。
石畳はすぐに左に折れ真っ直ぐに進みますが、このあたりは松と苔がきれいです。
左手にある書院の前庭です。
石畳を進んだ突き当りに中門があります。
この中門を入った右手が方丈前庭、左手が方丈です。
方丈前庭は手前がきれいな苔で、白砂を挟んで奥に池があります。
この池は水を張っているのではなく、地下水が自然に湧いてくるのだそうです。
池には立派な松のある鶴島と、亀島があります。
方丈は典型的な表3間、裏3間の計6間の構造です。
室中の内陣中央に実伝宗真像がお祀りされています。
内陣の地袋は、藤林徳扇らによって作られた瑞兆の図です。
通常は岩絵の具で描くのを、宝石を絵の具に混ぜて発色しているそうです。
方丈の裏手には、3畳台目のお茶室 閑事席(かんじせき)があります。
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