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2012 10/5の拝観報告(幾松)
写真は、左上:先付、八寸、右上:吸物、左下:焼物、右下:炊合
この日は大学時代の同級生が上洛してきました。
事前に連絡があり、食事をすることになりました。
「どこでもいい」というので、こちらから提案させて頂きました。
それが”幾松”です。
幾松は当初は芸妓で、木戸孝允がここによく来ていました。
丁度、長州藩邸(現、ホテルオークラ)の裏側です。
幾松は後に、木戸孝允の正妻になります。
なかなかのところですので誘うにも多少気を使いますが、今回は大丈夫と踏みました(笑)。
予約した19:00に到着。
2階のお部屋に通されます。
飲み物の注文をした後、1階の奥の木戸孝允を匿ったといわれる長持ちあるお部屋で、幾松の歴史やからくりの説明があります。
そしてお部屋に帰ると、先付と八寸がすぐに来ます。
後は順に向付、吸物、焼物、炊合、小鉢、酢物、後汁、御飯、水物と並びます。
八寸には鱧寿司もあり、吸物も鱧や松茸があり、御出しがやさしい美味しさです。
焼物は鰆に万願寺唐辛子、炊合には穴子に揚麩など、御飯は栗御飯でした。
京都の素材をたくさん使われています。
一方で友人とはしばらく離れていたため、話は弾みました。
気持ちは学生時代に戻るのですが、話の内容は仕事、妻、子供を中心に他の同級生、先輩、後輩の動向など・・・。
お食事は美味しいし、話は楽しいしで、あっという間の2時間でした。
会計は、2人で30,000円。
同級生なので、折半しました(笑)。
なかなか京都に住んでいても子供がいると、こういう所に来られないので、いい機会でした。
また友人に京都に来てもらおう(笑)!
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大徳寺6 通常拝観4 瑞峯院
写真は、独坐庭
キリシタン大名の大友宗麟が建立したお寺です。
普段から拝観でき、拝観料は400円です。
瑞峯院の庭園はいずれも重森三玲の作庭です。
まず方丈の前庭が、蓬莱山式庭園の“独坐庭”です。
ここの白砂が秀逸です。
非常に入り組んだデザインで、まわりには苔がびっしり生えており、白と緑のコントラストが大変きれいです。
全体をよく見ると、石組は龍の頭のようであり、苔が龍の体のようです。
方丈の側面に回るとお茶室の餘慶庵(よけいあん)がありますが、通常は入れません。
方丈裏の庭園は“閑眠庭”で、今後は逆に穏やかな白砂に石組みが少しあり、静かな大自然の境地を表現しているそうです。
キリシタン燈籠から見ると、石組が十字架のように見えます。
閑眠庭の裏の渡り廊下を進むと、お茶室の安勝軒があります。
ここは入口から中を覗くことができます。
またさらにその裏手には平成になってから復元された平成待庵がありますが、中を拝見するには事前に予約が必要です。
2014年 春の非公開文化財特別公開
その際に安勝軒と平成待庵の内部に入ることが出来ました。
次の間の奥に安勝軒があり、3畳台目逆勝手になっています。
この次の間右手の細い廊下の奥に平成待庵がありました。
これは現在の場所に待庵が移築される前(初代)の待庵を模しています。
二畳のお茶室で周囲の壁は黒いです。
室床、躙口の位置などは今の待庵と似ていますが、室床は今の待庵より少し大きいそうです。
またこちらには、躙口の外に内露地があります。
利休忌
毎月28日は利休忌でお茶会が開催されます。
方丈の奥、檀那の間と衣鉢の間が待合で、こちらで受付をします。
参加費は1000円です。
8:25頃になると室中の間で法要があり、席主さんがお焼香されます。
8:30から1席目が始まります。
方丈から庭園をまたぐ橋を渡って、隣りの餘慶庵へ。
8畳と6畳のお茶席で、1席30名ほど入ります。
お薄は2服で、1席目は9:10頃に終わりました。
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