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2012 10/14の拝観報告2(大徳寺 高桐院 曝凉展)


写真は、墓地側から見た庭園(正面の建物が客殿)

本坊を後にして、向かったのはもちろん高桐院の曝凉展です。
こちらは拝観料が500円です。

入って右手の書院に細川藤孝や忠興の画像、一休和尚や沢庵和尚の墨跡などが展示してありました。

そして客殿にありました、国宝 李唐筆の山水図が。
これも京都検定の勉強の過程で名前だけは見たことがありましたが、ホンモノがあれなんですね。

そしてよく知ってはいるものの、内部はお初の長男と散策です。
その際に撮れたのが上の1枚。
”緑にけぶる”ような写真、こういうの個人的に大好きです。

そしてまたまたここでも驚きの出来事が!
客殿の庭園を撮影していると、僕より年下であろう御夫婦が、「あの・・・ブログされていますか?」と。
こちらはこういう事態を想定して来てはいないので、一瞬質問の内容が理解できずにいましたが、”あっ!”と気づいて「はい、そうです」と答えました。
お話しすると、今まで読まれてはいたもののコメントはされていなかったようです。
”この人がamadeusだ”と思った1番の決め手は、やはり「あのリュック」のようです(笑)。
長男の存在も後押ししたようでした。

今後もあのリュックが目印になりそうです(笑)。

ここが終わった時点で、まだ10:00前。
長男と一緒なので、そんなに同じ場所でゆっくりさせて貰えません・・・。

予定の時間までまだあったので、急遽思い出した任務!?を遂行することにしました。

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大徳寺13 特別拝観4 総見院


写真は、本堂

黄梅院と同時期に春や秋に比較的長期に特別拝観をしています。

秀吉が信長公の菩提寺として建立しました。
ですからこの”総見院”は、織田信長の戒名です。

拝観料は600円ですが、黄梅院、興臨院と3つセットで1500円でした。

まず門を入ってまっすぐに進んだ本堂の左手に樹齢400年の侘助椿と、今でも使われている“掘り抜き井戸”があります。
加藤清正が朝鮮から持ち帰った巨石を繰り抜いて作ったそうです。

本堂の内部に上がります。
内陣正面には、開祖 古渓宗陳像、右手には阿弥陀如来像と十一面観音像が、左手には信長公木像があり、秀吉のお墨付きだそうです。

本堂の右手奥へ外廊下伝いに歩いていきます。
廊下の途中の上には、本堂にある信長公像を昭和36年に本坊から総見院に移した際に使用した輿があります。

廊下左手にはお茶室が並びます。
1番手前が香雲軒で、8畳とL字に6畳と4畳の相伴席がある広間です。

その奥隣が龐庵(ほうあん)で、18畳と12畳の広間です。
両端に床の間があり、12畳の方には琵琶棚が、18畳の方には2畳の上段の間のような床の間があります。
2月だけ利休忌で釜が懸かりますが、その際は方丈を待合にしてこちらを使います。

1番奥の左手が寿安席。
寿安席は大阪に「山口商店」を興した山口玄洞が寄進したものです。
手前から5畳の間、その奥に8畳間が2つ雁行状に並んでいました。

本堂の左手奥の墓地には信長公を中心に、織田家一族のお墓があります。




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