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An.さまの日程案3 3日目 11/25(日)


写真は、岩倉実相院の本堂前庭

ご依頼の概要は、
期間:11/23の朝1番~11/25の13時頃まで
宿泊:出町柳
拝観希望場所:嵐山(天龍寺、宝厳院、弘源寺、竹林の道、厭離庵、祇王寺、二尊院、常寂光寺、大覚寺(大河内山荘と清凉寺はパス)、東福寺(通天橋、光明院)、南禅寺 天授庵、永観堂、法然院&安楽寺は門前でOK大徳寺 芳春院、高雄 神護寺です。

この後、高雄は紅葉ピークを過ぎているかもしれないとのことで、岩倉実相院、蓮華寺、曼殊院に変更されました。

11/25(日)
車で出町柳→今出川通→銀閣寺道→白川通→ひたすら直進→心光院の交差点で右折→岩倉実相院→白川通まで戻り→花園橋交差点で左折→道なりに進み→蓮華寺→花園橋交差点に戻り右折→白川通を直進→ナビに従って左折し曼殊院道へ(煩雑ですが近道がいくつかあります)→勅使門に突き当たって左折した先に駐車場→曼殊院門跡→曼殊院道を白川通まで戻り→北大路通へ右折→大徳寺 芳春院→北大路通→千本通へ左折→今出川通へ右折→西大路通→西大路十条→アノ道→京都南IC

講評
ちなみにこの日は第4日曜日ですが・・・興味ないですよね。

上の日程は、ご希望の場所をつないだだけです。
やはり気になるのは、実相院のHPに「秋期は駐車場が使えません」とあることです。
しかし昨年同僚の方が何も知らずに車で行かれ、「停めれたよ」と言ってはおられました。
ですから決行されるなら、少なくとも朝1番(9:00)がいいのではないかと思います。

蓮華寺、曼殊院と大徳寺は駐車場があります。

しかし曼殊院へは白川通から曼殊院道に入りますが、1.5車線ぐらいで対面通行なのですれ違いの時はどちらかが止まる必要があります。
紅葉時はさらに歩行者もいるので大変でしょうね。
そしてこの曼殊院道から分岐した圓光寺に至る道は、さらに細く1車線ちょうどぐらいの道です。
これに紅葉の歩行者がいるので、かなり大変ですし時間もかかるでしょうね。

行かれるならそこは覚悟が必要です。

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大徳寺12 特別拝観3 芳春院


写真は、呑湖閣

毎年、11月の中旬から下旬にかけて特別拝観があります。
前田家の菩提寺です。

まず門から長い参道を歩きます。秋は紅葉がきれいです。

参道右手の表門を入ると、左手に庫裏、その前に沙羅双樹があります。

方丈の玄関で、拝観料500円を納めます。
まず方丈へ。
由緒や芳春院(まつ)の像についての説明があります。
方丈前庭は枯山水の“花岸庭”です。
こちらの方丈は中央の仏間の右手に2間ある表に4間、裏に4間の構造です。
仏間の中央には本尊の釈迦如来像と普賢、文殊菩薩像が、左脇壇には芳春院像、右脇壇には開山の玉室和尚像がお祀りされています。

方丈の後ろが、飽雲池に浮かぶ呑湖閣(どんこかく)です。
方丈とは打月橋で繋がっています。
呑湖閣は京都4名閣(金閣、銀閣、飛雲閣)の1つで、ここのメインです。
意外と小さく、金閣に比べれば1/5程度のスケールですが、上層からは比叡山まで見えるそうです。
庭園に呑湖閣は見応え充分です。

そして飽雲池を挟んだ正面に大書院があり、ここで近衛文麿が学生時代に勉強していたそうです。
ここは方丈側から見るだけです。

前田利家正室まつ400年遠忌記念
2016年5/28~6/5まで、新調した方丈と大書院の襖絵の公開がありました。
方丈の襖絵は竹内浩一画伯の水墨画で、鯉、キツネなど動物の画が中心です。

方丈の右手奥の渡り廊下から大書院に入ります。
襖絵は下保昭画伯のものです。
大方丈の左手には手前から8畳、奥に10畳の部屋があり、襖絵は中国武陵源天子山を描いています。
右手には手前から4畳、6畳、6畳の部屋があり、襖絵は竹が描かれています。

大書院右手の裏には茶室の松月軒(落葉亭と迷雲亭)がありました。

ダイナースクラブ 芳春院茶会と呑湖閣特別公開
2016年10/15の上記プランで、迷雲亭でのお茶席と呑湖閣初層に入りました。
2024年9/7のNHKカルチャー 茶室の決まりで松月軒に入りました。

呑湖閣は昭堂です。
打月橋を渡って堂内へ。
入ってすぐの堂内は床は敷瓦、天井は折り上げ格天井で位牌が並んでいます。
その奥は1段高くなっており、そこに玉室和尚の師匠である春屋和尚像がお祀りされていました。

松月軒
大書院を経て渡り廊下から松月軒へ。
手前に広間の迷雲亭、4畳半の水屋を介して雁行状に左手奥に小間の落葉亭(らくようてい)があります。
迷雲亭は7畳と1畳の床の間から成ります。
床の間と点前座以外の3面のすべてが襖ですので、これを開けると非常に開放的なお茶室でした。
襖の桟は吹き寄せの組子で、床の間の狆潜りは州浜です。

落葉亭は2畳+台目2畳。
船底天井で柱や天井の材は栗、檜や杉など様々なものを使い風合いを変えており、特に中柱は南天の曲がり木です。
点前座1畳の後ろに茶道口の他、火頭型の給仕口も設けられています。




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2012 10/13の拝観報告1(曼殊院門跡)


写真は、書院前の梟の手水鉢

昨日曼殊院門跡に電話をしました。
「11/17って八窓軒の拝観は可能ですか」と。
やはり答えは「その時は紅葉シーズンですのでムリです」でした・・・。

う~~ん、しばらく八窓軒には行けなそうだと思っていました。

翌日の今朝です。
今日は長男の幼児教室で午前中は出ます。
次男も当初は同行させ、妻をフリーにする予定でした。
しかし次男が今朝から左耳痛とともに38度の発熱!
いつもの風邪→細菌の混合感染による中耳炎です。

よって次男は耳鼻科&休養のため同行出来ず、長男と僕で出かけました。
長男は10:00に送り11:45にお迎え、現在地は烏丸北大路、車で僕1人・・・「そうだ 曼殊院、行こう」と思い立ちTELで確認。
八窓軒はOKでしたので、本日行って参りました!
次男くんの災いを利用するような形になって、次男くんゴメンよ!

白川通から曼殊院道に入りますが、やっぱり道が狭め。
1.5車線ぐらいで対面通行なので、すれ違いの時はどちらかが止まる必要があります。
紅葉時は大変でしょうね。
今日はガラガラでしたが。

京都3名席(孤篷庵の忘筌席と南禅寺 金地院の八窓席)の1つ、曼殊院門跡 八窓軒にようやく行けました。

内部の様子は本編の改訂版に載せます。

やっぱりお茶室を初めとする数寄屋建築は”オシャレ”ですね。
工夫が面白過ぎです。

数寄屋建築と庭園・・・僕の興味が留まりません。

ゆっくり見ても、時間的に丁度でした。

21:35に完成しました。
撮って出しですね(笑)。

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An.さまの日程案2 2日目 11/24(土)


写真は、天龍寺の曹源池と方丈(春でゴメンナサイ)

ご依頼の概要は、
期間:11/23の朝1番~11/25の13時頃まで
宿泊:出町柳
拝観希望場所:嵐山(天龍寺、宝厳院、弘源寺、竹林の道、厭離庵、祇王寺、二尊院、常寂光寺、大覚寺(大河内山荘と清凉寺はパス)、東福寺(通天橋、光明院)、南禅寺 天授庵、永観堂、法然院&安楽寺は門前でOK、大徳寺 芳春院、高雄 神護寺
です。

11/24(土)
市バス203系統で出町柳~北野白梅町→嵐電で北野白梅町駅~帷子ノ辻駅~嵐山駅→弘源寺宝厳院天龍寺北門から出て竹林の道常寂光寺二尊院祇王寺→戻って→厭離庵→(宝筐院)→大覚寺→市バス28系統で大覚寺前~嵯峨瀬戸川町→嵐電で嵐山駅~帷子ノ辻駅~北野白梅町駅→市バス203系統で北野白梅町~出町柳(多分相当時間がかかるでしょう)。

講評
この日も初日と同じ注意点です。
嵐山を堪能することでしょう。

発注外でしたが、宝筐院も入れておきました。
ここの紅葉もきれいです。

嵐山に1日おられるなら、大覚寺の後に少し遠いですが直指庵などもあります。
喧騒を離れた静かでいいお寺です。

また帰りの嵐電を鹿王院で下車して、鹿王院に行くのもいいでしょう。
ここも紅葉がきれいです。

このあたりも予備カードとして用意されていてもいいでしょう。

北野白梅町から出町柳までのバスは、渋滞していれば40分ぐらいかかるかもしれませんね。

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大徳寺11 特別拝観2 仏殿 法堂 鐘楼(除夜の鐘) 経蔵

写真は、法堂

仏殿
仏殿は山門の背後にあり、通常から内部には入れませんが覗き見ることは可能です。
そして2/14の11:00~2/15の15:00まで、内部に狩野松栄(永徳の父)筆の涅槃図(重文)が掛っており見ることが出来ます。
通常のように仏殿の外からですが、結構見えます。
2024年の京の冬の旅で内部が公開された際は、堂内の近くで拝見出来ました。

2023年春の本坊伽藍特別公開で内部に入りました。
内陣中央には本尊の釈迦如来坐像がお祀りされています。
これは焼失した方広寺大仏の1/10サイズの模像で、それを寄進されたものです。
また右奥の脇壇には大徳寺再建の寄進をした京の豪商 那波常有の像が、左奥の脇壇には大燈国師像などがお祀りされていました。
内部の障壁画は海北友松筆、天井画は狩野元信による飛天図です。

法堂
2011秋と2012春の非公開文化財特別公開、2014と2015の9月~10月に京都春秋主催の特別公開があり、内部が本坊とセットで公開されました。
敢えてこう書かないといけないぐらい公開の機会がありません。
実に9年ぶりだそうです。

本坊の拝観の後、法堂脇に係の方がおられるので、本坊拝観時に頂いた法堂拝観券を渡します。

まず方丈前庭で見た国宝の唐門を外側から拝観します。

次に法堂内部です。
稲葉正則が寄進したものです。
ちなみに稲葉正則は、あの春日局の孫です。

法堂は講義や集会に使われた場所ですので、大きいです。
天井には妙心寺と同じ狩野探幽の雲龍図があります。
龍は水の神様なので、火災から守ってくれるという意味もあるそうです。

鐘楼
法堂、さらには唐門の奥に大きな鐘楼があります。
通常は非公開ですが、大晦日には108組は中に入って梵鐘を撞くことが出来ます。
本坊の表門の前、法堂の脇に並びます。
23:15頃から黒の碁石を配られます。
たくさんの人にお参りしてもらうためでしょう、1組1つなので、1組で撞くのは1回です。
23:30頃に行った方がいいいでしょう。
23:45頃から順に奥に誘導されます。
法堂、唐門の前を経て、右手奥の大きな鐘楼へ。
裏口から中に入ります。
裏口の正面に15段ぐらいの階段があり、突き当たりで折り返しになります。
折り返すと3段ぐらいで鐘があります。
黒の碁石を渡して、1回撞いて終了です。

2024年春の本坊伽藍特別公開で内部に入れました。
鐘楼の南側で正面には石橋の架かる官池があり、お堂の裏側から入りました。
中央には回転式の輪蔵があり、下の扉が一部開いており、中央の回転軸になる心柱が見えました。
また正面には傅大士と左右に普建と普成の二童子像がお祀りされていました。




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松葉のにしんそば


写真は、にしんそば+鮭ごはん

川端四条、四条大橋の東詰で、南座の西隣にあるにしんそば発祥のお店です。

入口は1階ですが、食事は地下におります。
いろいろメニューはありますが、お客のほとんど(僕の来店時は8人中8人)がにしんそばを注文します。

しかし、単品のにしんそば(1200円)も、にしんそば+鮭ごはん(1400円)も呼び方が“にしんそば”のため、必ず鮭ごはんの有無を確認されるという非常に非合理的なことになっています。

にしんが甘辛く、おダシも上品で僕は大好きです。
やや高めではありますが、おすすめの1品です。

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An.さまの日程案1 初日 11/23(金 祝)


写真は、臥雲橋から見た通天橋

ご依頼の概要は、
期間:11/23の朝1番~11/25の13時頃まで
宿泊:出町柳
拝観希望場所:嵐山(天龍寺、宝厳院、弘源寺、竹林の道、厭離庵、祇王寺、二尊院、常寂光寺、大覚寺(大河内山荘と清凉寺はパス)、東福寺(通天橋、光明院)、南禅寺 天授庵、永観堂、法然院&安楽寺は門前でOK、大徳寺 芳春院、高雄 神護寺
です。

回答
11/23(金 祝)
京阪電車で出町柳駅(前から3両目の1番後ろの扉)~東福寺駅→8:30 東福寺 通天橋・開山堂即宗院光明院例の近道→泉涌寺 雲龍院→泉涌寺 御座所来迎院例の近道で東福寺に戻り→一華院でお茶→京阪電車で東福寺駅~三条駅→地下鉄東西線で三条京阪駅~蹴上駅→南禅寺 天授庵永観堂→哲学の道を徒歩→(霊鑑寺)→安楽寺法然院→市バス203系統で銀閣寺道~出町柳

講評
この日程案で1番大事な点は、
この日程のすべてをこなす必要は、ある意味ない
ことです。

つまりきれいな紅葉の東福寺、泉涌寺を十分に堪能して、時間が余れば次に進むぐらいの気持ちでいいのではないでしょうか。
もちろんこのエリアはその期待に十分応えてくれます。
この日の14:00からは東福寺 正覚庵で筆供養もありますし。
しかし通天橋は朝1番で、以下東福寺を先にまわり、泉涌寺は後にした方がいいです。
絶対に東福寺の方が混むので。

本当にクドイですが、8:30の通天橋でも「普通のお祭り」ぐらいの人はいます。
午後は通天橋に入るのに1時間待ちだったりすることもあるようです。
前回のコメントにも書いたように東福寺を初日にしたのも、11/23~11/25まで宿泊で来られるであろうたくさんの観光客をかわせるのが、11/23と11/24との朝1番のどちらであるのかは自明だからです。

もし永観堂までたどり着かれたら拝観券売り場はメッチャ並んでいると思いますが、結構チケットの列は早く掃けます。
理由は、拝観料が1000円だからでしょう。
拝観者もお寺側も小銭のやり取りがないからだと思います。
拝観料が700円や800円なばかりに列が掃けないより、1000円でもサッサとみられる方が僕はありがたいです。

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大徳寺10 特別拝観1 本坊

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写真は、玄関の庫裏

拝観料は800円です。
通常GWと11月上旬の10日間ずつぐらい特別公開があります。
また10月の第2日曜日は曝凉展(寺宝の虫干し)で、この際には国宝の「観音猿鶴図」を観ることもできます(雨天中止)。

さすがに塔頭よりもはるかに大きいです。
表門から庫裡(台所)を抜けて、方丈へ。
方丈内部には狩野探幽の襖絵があり、外は枯山水の方丈前庭と、正面に国宝の唐門があります。
唐門は、日光東照宮の唐門のお手本になったそうです。
方丈の東側に進みます。
枯山水の方丈東庭は小堀遠州の作庭です。

次に北側の書院とそのお庭に行きます。
庭園の中央には、平家物語で有名な沙羅双樹があります。
沙羅の樹は1本では育ちにくいため、古来から2本並べて植えるそうです。
ですから”双樹”なんですね。
また朝咲いた花が夕には花ごとボトリと落ちることから、無常観の象徴になっており、大徳寺の至る所にあります。

これで方丈を1周して庫裏に戻って来ます。

2014年9/20~10/11の公開は法堂も同時に公開されました。
その際は方丈前庭の西側から外に出て、北側から法堂に向かう拝観ルートでした。
方丈を出て右側、法堂の北側に重文の寝堂(茶堂)がありました。
本来は法堂で講義する和尚さんの控室だったそうです。
現在内部には首のない大燈国師像がお祀りされています。

浴室
2020年9月に方丈修復前に、3000円で予約特別拝観がありました。
解説員と一緒に回るツアー形式でした。
まずは方丈内部を反時計回りに回ります。
外に出て、法堂内部。
そして唐門へ。
唐門は真下にまで入れました。
鐘楼の奥を回り込み、法堂と仏殿の間へ。
その奥に周囲を池に囲まれた経蔵があります。
池には石橋の梅橋が掛かっていました。
今は何も使っていないそうです。
三門の方に降りてくると、三門の隣に浴室があります。
最後は三門を開扉してその下をくぐり、仏殿を解説して1時間で終了でした。




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2012 秋 海住山寺の特別拝観の案内


写真は、重要文化財の文殊堂

拝観期間:10/27~11/11

拝観時間:9:00~16:00

拝観内容:国宝五重塔開扉、御本尊重文十一面観音菩薩立像、重文文殊堂、重文海住山寺文書

アクセス:海住山寺(かいじゅうせんじ)は京都市内から遥か南の木津市にあります。
ほとんど奈良県です。
詳細は、山城散策の概要、アクセス海住山寺1 アクセスを参照してください。

特別公開分類:D-2

個人的見解
この特別拝観は古文化保存協会で取り上げられなくても、毎年この時期に開催されています。
内容も同じで、五重塔の開扉と本坊の公開があるのが通常とは違うところですね。

通常時の拝観は、海住山寺2を参照してください。

本編にも書いていますが、道が険しいので覚悟してください。
またどうせこのエリアに行かれるなら、周辺にある
浄瑠璃寺は、10/8~11/30
岩船寺は、10/27~11/11
に特別公開がありますので、是非一緒に行かれるといいでしょう。

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2012 11月の特別拝観


写真は、国宝十一面観音像御開帳がある六波羅蜜寺

11月の上旬は、秋の非公開文化財特別公開などがあり、後半は紅葉。

1年で一番京都がにぎわう季節です。

さて、今年はどこにしましょうか。

広報していないものも入っているので、数ある特別拝観サイトのなかで、恐らく1番洩れが少ないと思います。

分類の解説

頻度の分類
A:普段から拝観しており、寺宝の特別公開
B:1年で3回以上、特別拝観があるところ
C:1年に2回は定期的な特別拝観があるところ(主に春と秋)
D:1年に1回は定期的な特別拝観があるところ
E:数年単位でしか特別拝観がないところ

拝観エリアの分類
1:通常拝観と同じ
2:通常拝観では入れない一角が公開される
3:普段は全く拝観謝絶

上記2つを組み合わせて分類します。
よって
A-1は寺宝公開のみで、E-3は普段は非公開で定期的な拝観もないところです。

洛中
北野天満宮 
E-3 松向軒 11/3~11/10
C-3 御土居 11/3~12/9
D-2 大将軍八神社 方徳殿 11/1~11/5
E-2 浄福寺 11/2~11/11
C-3 宝鏡寺 11/1~11/30
E-3 報恩寺 11/2~11/11
二条城 
D-2 二条城建物めぐり  11/3、11/11  10:00、13:30 要予約
D-2 二条城庭園めぐり  11/21、11/22 9:30、13:00 当日 先着30名
C-2 相国寺 法堂、開山堂庭園 9/25~12/15
E-3 冷泉家 11/2~11/5
C-3 京都御所 一般公開 10/31~11/4
C-3 有栖川宮旧邸 10/31~11/4 10:30~16:00
A-1 京都府庁旧館 10/27~11/11
C-2 清浄華院 11/2~11/9
A-2 廬山寺 元三大師堂 11/2~11/11
C-3 山紫水明処の庭 9/1~12月中旬 要予約
D-3 廣誠院 11/2~11/11
E-2 安養寺 11/1~11/4 13:00~16:00 逆蓮華
E-3 宝蔵寺 都伝統工芸会 特別企画展 11/1~11/4 11:00~16:00
B-3 杉本家住宅 11/3、11/20~11/25、12/1
D-3 真如院 11/1~11/4
E-3 長講堂 11/2~11/11
C-2 西本願寺 書院・飛雲閣 11/22、11/23(秋の法要期間)11:30~15:30
C-3 角屋もてなしの文化美術館 9/15~12/15

洛東
B-2 吉田神社 大元宮 11/1 
E-3 清風荘 11/30 要予約(抽選)
C-2 銀閣寺 東求堂、弄清亭 10/6~12/2
C-2 法然院 11/1~11/7
B-3 安楽寺 11月全土日・祝日
C-3 霊鑑寺 11/17~12/2
C-2 金戒光明寺 御影堂、大方丈、紫雲の庭、阿弥陀堂 11/7~12/4
C-3 流響院 11/8~11/10 要予約(抽選)
A-2 永観堂 11/11~12/5
B-2 知恩院 三門 11/2~11/15
A-1 長楽寺 10/20~11/30
A-1 高台寺 10/20~12/10
A-1 圓徳院 10/20~12/10(12/7と12/8は拝観休止)
建仁寺 
E-3 大統院 11/2~11/11
B-3 両足院 禅寺で早朝坐禅と朝粥体験の会 8:00~9:30 要予約
C-2 六道珍皇寺 秋の特別寺宝展 11/17~11/25
A-1 六波羅蜜寺 本尊国宝十一面観音像御開帳 11/3~12/5
清水寺 
B-3 成就院 11/17~12/2
E-3 朝倉堂 修理現場公開 11/3~11/4

C-3 洛東遺芳館 10/1~11/3
D-2 妙法院 11/2~11/18
E-3 寶樹寺 11/9~11/18
E-3 法性寺 11/9~11/18
東福寺 
B-3 龍吟庵 11/1~12/9
C-3 天得院 11/16~12/9
C-3 勝林寺 11/17~12/9
泉涌寺 
A-1 雲龍院 11/17~12/9

洛西
B-3 金閣寺 方丈 10/20~11/14、11/24~12/2
A-1 仁和寺 霊宝館 10/1~11/23
C-2 平岡八幡宮 9/14~12/2
神護寺 
D-3 大師堂 11/1~11/5
妙心寺 
C-3 麟祥院 11/17~12/2
C-3 大法院 11/1~12/2
E-2 退蔵院・壽聖院 襖絵制作アトリエ見学ツアー 参観:11/10 15:00から 1人3000円、先着25名。要予約
E-3 壽聖院 非公開寺院の貸切拝観と朝坐禅(精進料理付)の会 10:00~12:00 要予約
E-3 春光院 VOICE OF KYOTO 5周年記念 「日と月の物語」11/3、11/4 予約が望ましい 1000円~
E-3 天祥院 11/17~12/2
天龍寺 
B-3 宝厳院 9/15~12/17
C-3 弘源寺 10/1~12/9
大覚寺 
A-1 名宝展 10/5~12/9
E-2 特別案内付き拝観と非公開書院でのお食事の会 11/1~12/9(11/3、11/23、12/2、12/12~12/14、12/21を除く) 要予約

A-1 清凉寺 霊宝館 10/1~11/30
D-3 厭離庵 11月~12月上旬
C-3 二尊院 御園亭 11月紅葉時
D-3 善峯寺 本坊庭園 10月初旬~11月初旬
D-2 光明寺 11/17~12/9

洛北
大徳寺 
C-3 本坊 11/24~12/2
C-3 黄梅院 10/6~12/9(10/28は拝観休止)
C-3 総見院 10/6~11/30(11/4のAMは拝観休止)
C-3 興臨院 10/6~12/16
D-3 芳春院 11/10~11/30
C-3 真珠庵 11/2~11/10
D-3 聚光院 11/2~11/11

上賀茂神社 
C-2 本殿、庁屋 11/2~11/11
E-3 神宝庫 修理現場公開 11/2 要予約

D-3 西村家別邸 3/15~12/8
下鴨神社 
A-1 方丈記800年記念「鴨長明と賀茂御祖神社展」 10/1~12/16
E-3 橋殿 修理現場公開 11/2 要予約

C-3 瑠璃光院 10/1~12/10
A-1 来迎院 11/1~11/30
A-2 寂光院 11/3~11/11
E-3 白龍園 11/10~11/30 観覧券は、叡電の出町柳駅でのみ発売

洛南
東寺 
B-3 五重塔初層内部 11/2~11/11
B-3 観智院 9/20~11/25
B-3宝物館 9/20~11/25

A-1 醍醐寺 霊宝館 9/29~12/16
A-1 城南宮 11/2~11/11
C-2 安楽寿院 11/2~11/11 
E-3 平等院 鳳凰堂 修理現場公開 11/2 要予約
A-2 長建寺 秋の秘仏特別拝観と名料亭の味を楽しむ会 要予約
B-3 八幡 正法寺(しょうぼうじ) 11/24、11/25
B-2 海住山寺 10/27~11/11 文化財特別公開 国宝五重塔開扉
D-2 岩船寺 10/27~11/11 三重塔開扉
D-2 浄瑠璃寺 10/8~11/30 三重塔開扉、吉祥天女立像公開

夜間拝観
北野天満宮 11/17~12/9
高台寺 10/20~12/10
圓徳院 10/20~12/10(12/7、12/8は拝観休止)
青蓮院 10/27~12/9
将軍塚 大日堂 10/27~12/9
知恩院 11/2~12/2
永観堂 11/11~12/5
清水寺 11/10~12/2
東福寺 天得院 11/16~12/9
泉涌寺 雲龍院 11/17~12/25
妙心寺 退蔵院 紅葉の一夜を心ゆくまで楽しむ、完全予約制の特別拝観 11/17~12/9 要予約
高雄紅葉のライトアップ 11/1~11/30
神護寺 金堂 11/1~11/18
トロッコ電車 10/13~12月上旬
天龍寺 宝厳院 11/17~12/17
大覚寺 11/9~12/9
曼殊院 11/1~11/30
宝泉院 11/3~12/2
貴船ライトアップ 11/10~11/30
隋心院 11/22~12/2

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2012 秋 安楽寿院の特別拝観の案内


写真は、本御塔の前庭

拝観期間:11/2~11/11

拝観時間:9:00~16:00

拝観内容:収蔵庫「本御塔」、本尊阿弥陀如来坐像(重文)、鳥羽法皇木像

アクセス:地下鉄烏丸線と近鉄電車の竹田駅の6番出口から出ます。
出口を出て左折し、線路沿いに歩きます。
やがて左手に踏切が見えるので、ここを右折します。
この先の突き当りが安楽寿院です。

特別公開分類:C-2

個人的見解
数年前にも特別公開があり、その際は書院も公開されたようですが、今回は収蔵庫の「本御塔」だけのようです。
つまり例年春と秋にひっそり行われている収蔵庫「本御塔」での寺宝公開の延長みたいな感じでしょう。

ただし鳥羽法皇木像が展示されるのが珍しいようです。

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2012 10/6の拝観報告2(キセキの続き・・・)


写真は、通用門

去る9/21~9/23は「キセキの3日間」の予約拝観でした。

振り返れば、
9/21 今日庵
9/22 不審菴
9/23 對龍山荘
でした。

いずれ劣らぬ希少な参観ですが、なにか”画龍点睛を欠く”ような感じがしないでもないような・・・。

ということで探したらありました、キセキの続きが。
この日、妻と子供を家に置き去りにして参観したのは、
武者小路千家 官休庵
です(笑)。

実はここも一般人でも拝観可能なのです。
具体的な方法は今後の「官休庵の拝観予約」で掲載します。

今回はwin win asahiの企画でした。
この季刊誌の片隅で募集をしただけなのに、40名定員のところに100名の応募があり、先着の60名が参加出来たそうです。
参加費は3700円でした。

詳細はいつものように本編で紹介しますが、現在の大徳寺を一旦休止して明日から掲載します。
今回は流れだけ。

14:00に集合して中に入ります。
人数が多いので3班に分け、呈茶、お茶室、露地庭園の3つを順にまわりました。
予定通り16:00には終わりました。

今回の呈茶は今日庵や養源院などで多少慣れており、なんとか無知丸出しは免れました(笑)。

どこの家元のお茶室も見事ですね。

とうとう僕も三千家のお茶室制覇です(笑)!

制覇のネックは今日庵ですね。

最後に官休庵の内部は写真撮影が可でした。
さらにwebに載せないでという特別の指示はありませんでしたが、そこはさすがに・・・。
自主規制で内部の写真は本編でも掲載は致しません。

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大徳寺9 雲林院


写真は、観音堂

現在は大徳寺の境外塔頭ですが、平安時代は枕草子や源氏物語にもその名が出てくるぐらいの大寺院でした。

平安時代初期に淳和天皇が紫野院を造営したのが始まりです。
後に雲林院と名を変え、平安時代には前述のように大寺院だったようです。
南北朝時代に大徳寺が出来た際には既に衰退しており、吸収されたそうです。

場所は大徳寺の南側で、北大路通と大徳寺通の交差点を約10m南下した左手にあります。

拝観は無料です。

表門を入ると右手に観音堂があり、左手は社務所のようです。
観音堂には本尊の十一面千手観音像が、お厨子に中にお祀りされています。
さらに境内の奥は小さな庭園になっており、そこに十三重石塔や紫雲弁財天がこじんまりとあります。

事前に電話しておくと、観音堂内部にお参りができます。
観音堂の左手奥から入ります。
正面には十一面千手観音像のお厨子があり、小窓から少し見えます。
また1/1~1/3と8/10~8/16には、十一面千手観音像がご開帳されます。
しかし垂れ幕などで観音像自体は、非常に見えにくいです。

須弥壇の裏側には、大燈国師像などがお祀りされていました。

かつての大寺院も、現在は伽藍を外からお参りする小さなお寺です。

写経会
毎月第3日曜日の9:00~14:00まで写経会をされています。
観音堂の向かい側の庫裏の玄関から入ります。
廊下の受付で写経料1000円を納めます。
廊下から奥の部屋に入ると、8畳と10畳ぐらいの部屋が並んでおり、そちらに机と椅子が並べられています。
写経の道具は用意してありますが、筆ペンを持参すると便利です。
終わったら、10畳間にある仏間に納経して終わりです。

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2012 10/6の拝観報告1(神護寺 多宝塔)


写真は、多宝塔

この日は土曜日ですが、長男の幼児教室のお休み。
僕が午前中に行こうと思っていた神護寺は、家族みんなで行けそうなので家族で行きました。

もちろん車です。

5歳の長男も3歳の次男もあの階段をズンズン登ります。

最初に五大堂から金堂まで来ます。

そこで妻に「この上の多宝塔にある国宝の五大虚空蔵菩薩を見たいんだけど、どうする?」と聞きました。
妻はお寺そのものに興味がないので答えは分かるのですが、その返事はこうでした。
「え、ええわ。私は”国宝”よりももっと大事な”宝物”見とくわ。行っといで」と。
なかなかのお返事です(笑)。

多宝塔拝観の詳細は、今後本編に追加します。

これで
昨年11月の大師堂
今年GWの国宝展示、
と今回の多宝塔で神護寺定例開催の特別公開は制覇です(笑)。

帰りは子供の虫探しなんかしながらゆっくり山を降りました。

長男は平気ですが、次男は程よく疲れた感じ。

ネライ通りです。

午後からの1人拝観に向けて妻を楽にすべく、次男はしっかりお昼寝するでしょう(笑)。

そして午後からは1人でその日のメインイベントです!

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大徳寺7 大慈院 泉仙


写真は、方丈。

大徳寺の興臨院、瑞峯院のある細い道の奥、突き当りに、塔頭の大慈院があります。
この塔頭自体は一般公開していないのですが、この寺領内に精進料理の仕出し屋さんの“泉仙(いずせん)”の店舗があります。

泉仙は本来”仕出し屋”さんなので、本来は注文を受けた自宅にお料理をお届けするのですが、このようにお食事出来る店舗もあります。

まず表門をくぐります。
左手には大慈院の参道が続きますが、こちらには入れません。
正面右手に続く細い通路を進みます。
やがて道は左折して方丈の裏手を回り込み、左手に方丈、右手に泉仙が現れます。
泉仙の玄関前の細道から方丈の枯山水の庭園が見えます。
玄関を入ると左右に廊下が走り、正面に10畳間、その左手に6畳間。
10畳間の奥に12.5畳の座敷があります。

お料理は主に精進鉄鉢料理のコースで、あやめ 3,800円、ゆり 4,800円、ぼたん 6,200円、あおい 7,000円などがあります。
あやめを頂きました。

最初に抹茶とわらび餅が運ばれます。
そして食事は、和え物、ごま豆腐、野菜のてんぷら、栗ごはん、お吸い物や水菓子など全部で8品ほどが出てきます。

またこれらが盛りつけられている朱塗りのお椀の大きさが微妙に異なり、最後に順に重ねていくときれいに花弁のように1つにまとまります。
もちろん精進料理なのでお肉や魚は出てきませんが、普通の40~50代の女性ならば十分なボリュームでしょう。




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