五年間通った羽生の勤務が異動となりました。今日は最終日。思えば五年前これほど羽生との縁を感じてはおりませんでした。むしろ自分自身の家系や生まれについては深く考えることもありませんでした。
自分の進むべき道もわからず、日々忙しなく走り続けるだけでした。
羽生に城があり、忍城との争いの中で、自身の生まれが城にあったことを知ってから見える景色が変わりました。城主木戸忠朝は、兄広田直繁と共に上杉謙信の下、戦国の世を駆け抜けました。最後は自落書の城となっても、羽生城と共にありました。
その歴史の始めに私の住む皿尾城はありました。
生きるため、最後まで抗い続けた広田、木戸兄弟。歴史に埋もれながらも後世となってその足跡は明らかにされています。
兄弟は古河公房の家臣だったとされます。歴史の糸に導かれるように明日から下総国、古河へと出立します。
どんな出会いが待っているのか、沸き立つ気持ちを押さえながら、初秋を迎えます。
自分の進むべき道もわからず、日々忙しなく走り続けるだけでした。
羽生に城があり、忍城との争いの中で、自身の生まれが城にあったことを知ってから見える景色が変わりました。城主木戸忠朝は、兄広田直繁と共に上杉謙信の下、戦国の世を駆け抜けました。最後は自落書の城となっても、羽生城と共にありました。
その歴史の始めに私の住む皿尾城はありました。
生きるため、最後まで抗い続けた広田、木戸兄弟。歴史に埋もれながらも後世となってその足跡は明らかにされています。
兄弟は古河公房の家臣だったとされます。歴史の糸に導かれるように明日から下総国、古河へと出立します。
どんな出会いが待っているのか、沸き立つ気持ちを押さえながら、初秋を迎えます。