誰からも愛される人がいつも羨ましくて
何のためにここに生まれてきたんだと問いかけた日々
消えない傷は 胸の中で 幾度となく目覚めては あふれだす
ふり払うために 私はこうして歌うの 朽ちるまで
I Remember 悲しみの雨に打たれた夜は
届かぬこの魂の歌 泣きながら叫んだ
自分の生き行く先を「死ぬまで」や「人生の終わり」と表現するより「朽ちるまで」といったところがとても印象的だった。歌い続けることは希望ではあるが、その先に自らが朽ちるとき、歌い続けることが叶わなくなる時、それが彼女の言う「朽ちるまで」なのだろうか
目の前の愛をつかみ取れなくてから廻る日々
いつからか自分を信じる心を持てなくなった
一人ぼっちの臆病者は 苛立つ歯痒い自分を愛せなくて
言葉にならないもどかしい心が 走り出したあの頃
I Remember 悲しみの雨が教えてくれた
絶望を希望の光に変えたメッセージだった
I Remember 悲しみの雨に打たれた夜は
この魂の歌 泣きながら叫んだ
あれは 燻る私を 変えた1ページだった
雨の歌が好きだ。風薫る五月というが、意外と雨も多い。たまには雨に打たれるのもいい。身に染みなければわからないこと、思い出せないこともあるだろう。燻り続けている自分変えたのは悲しみの雨なのか、魂の歌なのか。
明けない夜はない。止まない雨はないという。夜明け前が最も暗く、雨によって地は固まるものだ。
雨に打たれ悲しみの歌を叫び、燻る自分を変えて行く。
メッセージは常に自分の心の中にある。