皿尾城の空の下

久伊豆大雷神社。勧請八百年を超える忍領乾の守護神。現在の宮司で二十三代目。郷土史や日常生活を綴っています。

イチゴの日の思い出

2023-01-07 16:15:45 | 記憶の片隅

誕生月は以外とその人の性格を表しているようで、一月五日生まれの長男はおっとりしていて性格もいたって穏やかだ。もう少し自分の気持ちを全面に出してほしいと思うこともしばしばだが、中学に入って始めたテニスの試合を観る限り、その心配も薄らいだ。やるべきときには全力で取り組み、それでいて相手を思いやる心を忘れない。今のまま更に成長しもって生まれた優しさと思いやりの心を多くの人にと届けてほしいと願っている。
長女の誕生のときにはできなかった立ち会い出産から14年が過ぎた。男親というのは無力なもので、出産当時は本当におろおろするばかりであった。出産直前の病院食がなぜか焼き魚のホッケであり、とても出産にあたる本人は苦しくて食べられす、代わりにのうのうといただいたことをいまだに恨まれている。
そう男親とはそういうもので理不尽さにも耐え、どんな非難も受け止めただ立ち尽くすものだと自覚している。
無事に生んでくれたことへの感謝の気持ちは一生忘れない。
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初詣の起源

2023-01-07 15:47:50 | 風の習わし時を超え

新しい年に初めて社寺に参拝することを「初詣」と言います。大晦日の日没を年の区切りとしていた頃には初詣は大晦日の夜に行うものとされていたそうです。
現在でも大晦日の晩に家を出て、新年を迎えてから参拝する方も多く古くは「二年参り」とも呼びました。紅白歌合戦を見届けて、氏神さまへと歩いて行き、「行く年来る年」を見ながら参道で待つ。皆様のNHKの定番はもちろん戦後の風習であるのです。
実は初詣の歴史は浅く、そもそも元日に寺社へお参りする風習は明治以降のものだと言います。江戸時代までは静かに年神さまを自宅でお迎えするのが習わしだったようです。なぜ元旦の寺社詣りが盛んになったかと言えば、明治維新による富国強兵政策のひとつある鉄道網の整備にあると言います。
殊に神奈川県の川崎大師は人気で三が日の100万人の参拝客を集め、1872年川崎駅に急行列車が止まるようになったことから、全国各地で多くの路線で初詣の参拝者が利用するようになったそうです。まだ150年ほどの歴史です。
明治神宮や浅草浅草寺など、多くの初詣の参拝者で賑わっていることでしょう。
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お天道様が見ているから

2023-01-07 13:22:16 | 生活

令和五年もすでに七日を過ぎ、年頭の挨拶も尽くされた感もありますが、こうして長年続けているブログに新年のご挨拶を申し上げます。
令和五年年頭に際し、皇室の弥栄をお喜び申し上げますと共に、皆さま方のご健勝とご多幸を祈念いたします。

本年の干支は癸卯(みずのとう)
陰陽五行による水の陰とうさぎ年。滴り落ちる水の恵みにより草木が芽吹き、うさぎの跳ねる飛躍の年だそうです。多くの方がそれぞれの願いを胸に初詣に出掛けたことでしょう。健康長寿、運気向上、家内安全、学業成就。願いは様々です。

五十代初の新年を迎え、思うことはたくさんありますが、私自身の今年の目標は普段からの生き方の指針を変えないことでしょうか。
具体性に欠けますが
「お天道様がみているから」こうした感覚を多くの人に広げたい。先行きの見えない少し不安な毎日のなかでも、私たちの祖先(身近なところで言えば祖父母や父母」が歩んできた道を踏襲し、次世代へと伝え行くことでしょうか。

改めまして当ブログをお読みいただきまして誠にありがとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
皆様にとって輝かしくも、穏やかな日々が続くことを祈っております。
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