三月を目前に控え、入試も大詰め、卒業式の準備と学校生活も年度末まとめの時期に差し掛かったところ、昨日全国の公立小中高校に対して休校を促す要請が政府から発表されました。連日ニュースは新型ウィルスの感染状況と社会的混乱を伝えるばかりです。勿論正確な情報を把握し、一個人としてまた社会人として知るべきこと、それに伴い取るべき行動はあると思いますが、今のところ自分や家族が感染から身を守ること以外に推移を見守ることしかないように思います。
突然の発表となったことは当然それだけ事態が切迫しているとのことなのでしょう。こうした事態はこれまでなかったことですので、やはり戸惑う面が多いように思います。9年前の東日本大震災や昨年の大雨による洪水被害など近年「今までになかった」と思われる事態が自分の身の回りに起こりつつあることは肌で感じています。但し歴史は繰り返すの言葉の通り、長い歴史を振り返れば、人の力の及ばない災害や病気の蔓延はこれまでにもあったことは確かです。
中学2年の娘クラスではは突然の学校閉鎖、休校の事態に修了式を待たずして一年間のクラスの仲間との別れを惜しみ、涙する生徒が多かったそうです。突然の別れを経験することで人はまた成長することもあり得ます。それだけ日々懸命に生きている証です。
良いことも悪いことも、自分なりに向き合い、受け入れ、前にすすむ。そのために必要なことは覚悟と時間かもしれません。
20年後、今年の春の出来事を思い出すように、神社の参道に2本の桜を植えました。今年も来年も、そしてその先もずっと穏やかで暖かな春が訪れることを願って。
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