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我が尊敬してやまない「歌う人間国宝」山下達郎が、絶賛ツアー中である。先日のフェスティバルホールも大変楽しませていただいた。
しかし、素直に喜べない事情もある。実は相次ぐ転売に達郎サイドが業を煮やし、ファンクラブ優先販売を今回で終わらせる、というもっぱらの話だからだ。
入場者が買った本人である事を確認するため、去年のツアーから身分証明書の呈示が求められるようになった。しかし某転売サイトが、「身分証明レンタル条件付き」で売り出しているのだ。要するに、住民票とクレジットカードを売り主から貸してもらえるのだ。貸す側にしてみれば、見ず知らずの人によくそんな怖い事をするなぁと思う。
しかし、そのシステムもいたちごっこであろう。時間の問題で「顔写真入り身分証明書」すなわち免許証やパスポートがないと入場出来なくなる時代になる。となると、ますます自力でチケットを入手せねばならなくなる。
そこでついに意を決して、このほど「ぴあ」の有料会員になった。年会費は4千円オーバーだが、チケット事情に妙に詳しい友人(仮名;ちづりん)によると
「イープラスはバクチ。ローソンチケットは、神奈川県民ホールの事件の制裁で今後は販売させてもらえないかもしれない。その点ぴあは、第4希望まで書けて確実に取れる」
との事なのだ。確かに、昔からチケットといえば「ぴあ」だった。30年ほど前はチケットセゾン、プレイガイド21などもあったが圧倒的にお世話になったのは「ぴあ」だった。やはり一日の長がある、という事か。
年間4千円も、確実さのための必要経費なのかもしれない。
…イカンイカン、こんな記事を書いたら入会者が増えて競合相手が増えてしまう(苦笑)…