
新聞によると、運動会の組み体操による事故は年間8,000件あまりも起きているそうな。
これだけの事故が起きているにもかかわらず、生徒同士の連帯感云々を理由に組み体操をやり続ける文科省と日教組は、私に云わせればどうかしている。
今日からでも、組み体操は廃止すべきだと考える。
ついでに云わせてもらえば、運動会という行事そのものも全廃していただきたい。
私は子どもの頃から、運動会というものが死ぬほど嫌いだった。何が哀しくて、教室からイスだけ持ち出して炎天下、時には大雨の校庭にまる一日晒され、速くもない足で走りたくもないトラックを走らされ、イヤイヤながら足を結わえつけられてムカデ競走をさせられ、楽しくも何ともない綱引きや玉入れをさせられ、皮膚ガンの原因を作らねばならないのか。
保護者になってから、その気持ちはますます強まった。
早朝からの弁当作り、壮絶な場所取り、ルール無視も甚だしいビデオ撮影…思い出しただけでゲロ吐きそうになる。
最近はビデオカメラのズームの性能が格段に向上したのでそれほどでもないのだが、昔は保護者が撮影のベスポジを獲るための争いに閉口したものだ。
苦労して撮影したところで、私なんぞそのビデオを鑑賞した記憶などほとんどない。
「運動会が好きだ、楽しい」という人の気持ちが、1ミリも分からないのである。
私のように運動会がイヤという人は、テストがイヤという人に比べれば少数だろう。
しかしテストは学業成績のモノサシがテストしかないため、仕方がない。テストをなくして学業成績のモノサシを作れば、そこに残るのは担任へのゴマスリと担任のエコひいきだけだ。
運動会なんかなくても、日常の体育の授業で到達度合いすなわち成績は測られている。なのになぜ、わざわざ運動会などという下らないイベントをする必要があるのか。
運動会によって生徒同士の連帯感が云々、などと言うのは、教える側のエゴと自己満足でしかない。
私は野球一辺倒だったし、妻と息子は水泳。娘はスケートをそれぞれ頑張った。いずれも運動会とは無縁の競技だ。
やりたいスポーツを、それぞれやればいいのである…