またしても、巨星が墜ちてしまった。
「ミスター・ラグビー」、平尾誠二さんが53歳の若さで旅立ってしまった。
もう語り尽くされているので敢えてここで書く事でもないが、あの伏見工業での全国制覇、同志社大~神戸製鋼とスターであり続けた平尾さん。
あの華麗なステップと、誰もが認める男前ぶりも、もう見られない。
私は特にラグビーに興味があったわけではなく、平尾さんのプレイを生で観た事は一度もない。
ただ、平尾さんが大八木氏らと共に黄金時代を作って下さった事で、私のような平凡な同志社人も「ラグビーで有名な同志社」の一員として胸を張って生きて来られたと思う。
ラグビーファン、そして我々同志社OB・OGの、全ての誇りだった。
我々と同じ思いのスタッフが、ラジオ局にも居たのだろう。
ふとつけたラジオから、期せずしてユーミンの「ノーサイド」が流れた。
何をゴールに決めて 何を犠牲にしたの
誰も知らず
歓声よりも長く 興奮よりも速く
走ろうとしていた あなたを少しでも 分かりたいから
早過ぎた人生のノーサイドに、合掌…