平沢進というミュージシャンがいる。
今から40年ほど前、P-MODELというバンドを率いてYMOなどとともに日本のテクノシーンを彩り、後にソロになったのだがどういうわけが二十歳の息子が狂信的ファンなのだ。
世代的に、どこでどうやったら平沢進の音楽に遭遇するのか全くわからず、息子の聴く曲やライブビデオを観ても、熱狂する理由がわからない。
「真実は、小屋の中にある」
が私のポリシーなので、息子に頼んでチケットを取ってもらい、グランキューブ大阪に行ってきたのだった。
初めて観る平沢進は綺麗な白髪で細身、還暦をとうに過ぎているが凛とした佇まいがものすごくカッコいい。
左右にレーザー光線を張り、手で触るとそれがトリガーになり音源を鳴らすいわゆるレーザーハーブを自在に操るさまは、もうものの見事にカッチョいい。
チケットは7,150円もするのにライブはたった1時間半だったが、ものすごく内容の濃いライブであった。
しかし息子は、なぜ平沢進に遭遇したのか(笑)…?