ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

ボディバッグのオーガナイザーを、使ってみる。

2022-09-19 19:26:00 | おかいもの
もう少なくとも12年は使っている、ポーターのウェストバッグ。

生地の擦り切れ、糸のほつれ、ファスナーの不具合など全く何もなく、堅牢そのもの。さすがポーター。
私はコレを腰ではなく、肩掛けにしてボディバッグとして使っている。

しかし、困った事が。
ご覧のようにポケットが2つあるのだが、ケータイがガラケー時代はここに入れてサッと取り出せたのがスマホになってからは高さが足らず、ここには入らなくなった。
さらに個人スマホのみならず業務用ケータイもスマホになってしまい、スマホ2台持ちとなったため2台ともポケットではなく本体に入れねばならぬ。
しかしご承知のようにスマホは重く、ほれが2台もあるとスマホ以外の今探したいものがなかなか出て来ず、往生するようになってしまった。

スマホ複数持ち時代に呼応したボディバッグを新たに買えばよいのだが、前述の通りバッグ本体に全く問題がないため、買い換えるのも忍びない。

そこで、こんなものをアマゾンでボチッた。

いわゆるオーガナイザーの一種だが、このようになっている。

ポケットではなく、縦横に強度のあるゴムバンドが張り巡らされているのだ。
サイズは複数あり、本当は23㌢×13㌢がほしかったのだが、18㌢×13㌢しかなかったので、それにしてみる。
コレを使い、バッグの中のとっ散らかりそうなものをまとめてみる。

…うっ、スマホがデカい…
やっぱり23㌢の方がよかったか?
逆に言えば2台のスマホ以外のものを全てコレでまとめてしまえば、スマホのせいで探しものがすぐに出て来ないという事態は避けられる。

ちなみに裏面にはカードサイズのポケットがあり、免許証などが入る。

なるほど、コレは便利だ。
使いこなせなくても、どうせ千円ちょっとだしいいか(笑)…

「肉のよいち」の、同じ店とは思えぬランチの値上げ…

2022-09-18 17:07:00 | うまいもん
台風が心配だが、まだ今日のうちは出かけられると向かったのは三重県・湯の山温泉の「グリーンホテル」日帰り入浴。

去年の今頃以来の来館だが、緑がかった極上の湯は本当にいつ来ても裏切らない。
露天も広く、大好きな温泉だ。

で、去年立ち寄って良い印象を持ったこちらの店でお昼を食べる事に。


東海地区の焼肉チェーン、「肉のよいち」菰野(こもの)店。

しかし、店内に入ると客が誰一人いない。

なんで?3連休の中日の日曜ともなると、沸いてるんちゃうの?

通されたままに座り、ランチメニュウをチェックしたのだが…

た、たかぁっ!
去年食べてお得感のあった「カルビ三昧定食」が、

なんと税込み1,518円もするではないか。

参考までに、こちらは去年のメニュウ。

去年は税込み950円だったので、1.5倍の値上げとなる。
確かにこの円安とウクライナ情勢である程度の値上げは理解出来るが、1.5倍はない。
しかし口が焼肉になってしまっており、引っ込みがつかないのでそのままオーダー。

こちらが、今のカルビ三昧定食。

ごはんが釜炊きになっているのは、嬉しい。
しかし去年はサラダにミニ冷麺もあったので、いささかお盆が淋しい。
ちなみに、こちらが去年のカルビ三昧定食。

肉も明らかに去年より減っている。

来た以上は、焼くしかない。

味は、悪くない。
一瞬で食べ終わってしまった以外は(笑)。

ごはんは小さめの茶碗にちょうど2杯ぶんなので、おかわりをこの卵でTKGにしないと収拾がつかない。

この卵はブランドらしく、確かにウマかったのだがここまで値上がりしたうえにボリウムダウンとは、いただけない。
日曜昼に閑古鳥、の原因は明らかである…

「芋たこなんきん」、ありがとう…

2022-09-17 16:35:00 | エンタメ

酷評されっぱなしのままラストを迎えようとしている朝ドラ「ちむどんどん」の一方で、BSプレミアムで再放送中の2006年下期の朝ドラ「芋たこなんきん」が本日最終回を迎えた。
私は朝ドラを真剣に観るようになって10年ちょっとのシロウトだが、このドラマは大阪制作の良いところが全て込められた力作・快作で、本当に素晴らしい作品だったと思う。

このドラマの原案は故・田辺聖子。
まずヒロイン町子を演じる藤山直美と「カモカのおっちゃん」こと徳永健次郎を演じる國村隼の演技が素晴らしかった。
町子は初婚だが健次郎は再婚で、照れて横を向いたままの健次郎のプロポーズから結婚当初は別居婚。そして5人の連れ子がいる徳永家に住む事になったのだが、町子は自分とは血のつながっていない子達に自分の事を敢えて「おばちゃん」と呼ばせ、馴染んでいった。
この町子・健次郎夫婦はとにかく、しゃべるしゃべる。うまくいかない夫婦の典型がコミュニケーション不足だが、この夫婦はどんなに疲れていても夜になると焼酎を急須に入れて差しつ差されつ。

通常、長丁場になる朝ドラはヒロインの幼少期からスタートし、成長とともに俳優も代わっていく場合がほとんどだが、このドラマはあくまで現代が軸でヒロインの過去は全て回想で描く、というスタイルも斬新だった。回想での町子の父親にTOKIOの城島茂、母親に鈴木杏樹、祖父に岸部一徳などいずれも芸達者が揃い、回想にありがちな鬱陶しさは微塵も感じなかった。

またこのドラマは、日常の描写の丁寧さも見応えがあった。
同時に放送されている「ちむどんどん」が粗すぎるため余計にそう思うのだが、子ども達の成長期にありがちな小さなトラブルなどを細かく拾い上げ、リアリティに満ちた世界観を醸し出していた。
いくつも名シーン・名セリフはあるのだが、個人的には
①健次郎が町子にプロポーズした時の
「中途半端と中途半端が一緒になったら、人生満タンや!」。
②子ども達の運動会に行けなかった町子のために家で家族全員で組体操のピラミッドを作り町子に見せるシーン。あのピラミッドは泣けた…
③秘書・矢木沢純子(いしだあゆみ)が秘書を辞めて実家に帰ろうとするところを町子が懸命に説得。
「純子さんのおかげで、今まで12冊の本を出せました。13冊目も、よろしくお願いします」
と頭を下げ本を矢木沢に渡す。その本を父の枕元で読む矢木沢は本に町子の略歴のメモが挟んであるのに気づき、その略歴の最後に
「1967年10月 矢木沢純子と出会う」
と町子が追記してあるのに気づき号泣したシーン。
町子が矢木沢に
「私ね、純子さんに手紙を書こうとしたんですけど…(間)なんも書けませんでした」
の(間)で、町子はボロボロと涙を流したのだがその全く同じタイミングで涙腺が崩壊した視聴者は多いのでは。
④健次郎臨終の寸前、末娘の亜紀に子どもが生まれたと聞き見舞う家族全員で「こんにちは赤ちゃん」を歌ったシーン。
物語の最初の方で、健次郎の元に謝罪に訪れた町子。産気づいた見知らぬ女性が徳永医院で分娩する事になり、そこに偶然居合わせた町子が立ち会うのだが、生まれてすぐに町子が唄ったのが「こんにちは赤ちゃん」。
なんと、半年後の回収だ。
⑤町子がツチノコの声を「チー」とマネする(笑)。

大阪制作では前作「カムカムエヴリバディ」の評判が非常に高かったが、私は2003年下期の「てるてる家族」とこの「芋たこなんきん」は歴史に残る名作だ、と強く推したい。
(2007年下期の『ちりとてちん』を観ていなかったもので…)
しかし、あのおりんさん(イーデス・ハンソン)の「たこ芳」の関東煮、食べてみたかったなぁ…

マー油とキクラゲが特徴の熊本ラーメン「味千ラーメン」。

2022-09-16 18:00:00 | うまいもん
もう7年ほど前、「ケンミンショー」で熊本名物タイピーエンを特集しており、大阪でそれを食べさせてくれる店を探しているうちにチェーンの「味千ラーメン」に当たり、食べに行ったのを覚えている。
感想としてはアレはラーメンではなく「ラーメン鉢に入った春雨スープ」に過ぎず、確かにヘルスィだがお腹いっぱいにもならず、中途半端だったのを覚えている。

そんな事も忘れた7年後、堺筋本町に来ていてふとこの店の前を通りかかった。

ここにも、味千はある。
海外の空港でも見かけるほどに世界進出しており、国内65店舗・海外717店舗(9月現在)を構えているが、私はその基幹メニュウを食べた記憶がない。
せっかくだし、入ってみるか。

悩ましいが、ここは最もベーシックな「味千ラーメン」750円でいこう。
サイドメニュウは要らないので、プラス150円で大盛りに。

卓上トッピングをチェック。

黄色いキャップの「フライドガーリック」が、ミソのようである。

「味千ラーメン」、着丼。

熊本ラーメンの大きな特徴としては、マー油(ニンニクを揚げた油)もしくはフライドガーリックと、キクラゲだそうな。

箸を上げてみる。

この瞬間、マー油の香りがブワッと立ち上る。

ひと口めで思わず「ウマいっ!」と声が出るスープ。
久留米にルーツを持つ豚骨スープだそうだが臭みは全くなくサラッとしており、クリーミーだが意外にさっぱり。
細打ちストレート麺も、スープを必要以上にからめず好相性。
口の中でプツプツ心地良く切れる麺に加え、キクラゲが別の歯ごたえを演出してくれてウマさを増してくれる。
先月、天満橋で山形・米沢ラーメンのウマさに目を剥いたが、本当に日本中にはウマいご当地ラーメンが沢山あるのだなと感心しきりなのであった…

「鎌倉殿の13人」、そんなに観られてないのか…?

2022-09-15 18:42:54 | エンタメ

毎週発表される「今週のTV視聴率トップ20」、今朝の発表は衝撃だった。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が、トップ20から脱落してしまった。
あの悪評高い、毎朝ゲンナリする朝ドラ「ちむどんどん」がトップなのに、まさに「まさかや〜」だ。

「鎌倉殿」はあの三谷幸喜脚本、主人公・北条泰時に小栗旬、源頼朝に大泉洋、北条政子に小池栄子など豪華キャストで私も毎週楽しんでいるのだが、頼朝の死を境に平均で3〜4%は下がってしまい、ほぼ11%くらいで推移してしまっている。
今朝のスポーツ紙の記事で、三谷幸喜氏が
「小栗旬は期待以上の泰時を演じてくれたが、大泉洋は私の期待したような頼朝を演じてくれなかった」
とコメントしていたのを見かけたが、視聴率はそれとは正反対の結果となっている。

確かに戦国の信長・秀吉・家康の三英傑や幕末の坂本龍馬・西郷隆盛らのような分かりやすいキャラや時代背景ではなく、源平合戦から鎌倉幕府はそれほど興味を持たれていなかったのかもしれない。
しかしこのドラマは、頼朝の没後から風雲急を告げる、言わば「勝者なき内ゲバ」になっておりしかもそれが現代社会に通じる示唆に満ちている。例えば、
「跡目争いほど、見苦しいものはない」
「派閥は、所詮数合わせでしかない」
「一人を悪者に仕立て上げて潰しても、世の中は全然良くならない」
「うまい話には、必ず罠がある」
(義時の3人目の嫁)
「ジジイがいつまでも権力を振りかざすのは良くない」
など、一連の池井戸潤作品ではないが現代サラリーマンのストレス社会に見事に通じるものがあるのだ。

物語は、ラスト3ヶ月。
史実によれば泰時や政子ら以外の主要人物はほぼ抹殺されたそうだが、その過程をしっかりと見届けたい…